入社2ヶ月での退職理由は何でも大丈夫だが転職活動では対策しよう

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「入社2ヶ月で辞めても良いものか?」

「すぐ辞める際の退職理由や転職時の伝え方は?」

など、入社2ヶ月という短期間での退職や転職活動における手順・注意点について解説します。

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入社2ヶ月での退職理由は何でも大丈夫

  • 給与が低かった
  • 企業の将来性に疑問を感じた
  • 職場環境に不満があった
  • やりがい・達成感を感じない
  • ホントにやりたい求人が見つかった
  • 事前に聞いていた内容と相違があった
  • 同僚や先輩・後輩との人間関係が悪かった

など、様々な退職理由がありますが、いざ退職する際は退職理由は何でも良いです。

法的には退職理由の用意は必須ではない

退職理由の用意は法的に義務付けられていません。

そのため、言わなくとも退職はできますし言うなら理由は何でも問題ありません。

こじつけや一身上の理由でも問題はない

必ずしも本音で退職理由を伝える必要もありませんので、極論ですが退職理由がこじつけや嘘であっても問題はありません。

なお、「理由がすぐに出てこない」「本音は言えない」でも『退職理由を伝える必要がある』という時は「一身上の都合」が一番無難であり最強の退職理由と言えます。

うちやま
うちやま

退職理由に困っている方は以下の記事もご参考になさってください。

入社2ヶ月なら退職の伝え方が大事

入って早々の退職相談の場合、退職理由よりも「伝え方」に注意してください。

入社初期なら「職場に不慣れなことが影響して辞めたがっているだけでは?」と判断されやすく、「もう少し頑張ってみよう」などと引き止めをされることが多いです。

引き止めに負けずに辞めるためには「辞める意思」を示し続けてください。

「どうしようか悩んでます」ではなく「熟慮の上、退職を決意しました。つきましては●月●日に辞めさせていただきたいと考えております。」などと退職前提の意志を伝え続けましょう

転職二ヶ月で退職を考える人たちの悩み【体験事例】

入社してわずか二ヶ月弱で辞めてしまいました。これから再就職にむけてがんばるつもりです。再就職はできるでしょうか?
ちなみに辞めた理由は人間関係が原因です

入社してわずか二ヶ月弱で辞めてしまいました。これから再就職にむけてがんばるつも… – Yahoo!知恵袋

転職して二ヶ月です。
職場の先輩がどうしても合いません。
無視、叱責、陰口がずっと続いています。
仕事自体向いていないのではないかと自信がなくなってきました。
二ヶ月で退職は早過ぎ
でしょうか?
このように人間関係で悩むのは人生で初のことです。

転職して二ヶ月です。職場の先輩がどうしても合いません。無視、… – Yahoo!知恵袋

入社二ヶ月目ですが、辞めて転職を考えています。
たまたま自分が昔からやりたかった職種の求人を見つけてしまい、今の会社を辞めて転職するか悩んでいます。

入社二ヶ月目ですが、辞めて転職を考えています。たまたま自分が… – Yahoo!知恵袋

正社員を二ヶ月で辞めました、理由は正社員とうたった派遣会社だったからです。新卒職につこうと必死で確認不足というのもありました。辞める際にその旨を伝えたらHP
見てないの?と笑われました。ちなみに入社前に確認したらHPはなく、辞める際も見当たりませんでした。

正社員を二ヶ月で辞めた際の転職について。正社員を二ヶ月で辞めました… – Yahoo!知恵袋

転職先に 二ヶ月で辞めた前会社は履歴書に書きたくありません。 その際、転職先に提出する年金手帳と雇用被保険者を再発行してもらえればばれないでしょうか?

転職先に二ヶ月で辞めた前会社は履歴書に書きたくありません。そ… – Yahoo!知恵袋

医療事務の仕事に転職しましたが、二ヶ月半程で辞めてしまいました。
こういう場合、職務経歴書には記載出来るのでしょうか?

仮に再度、医療事務の仕事を目指す場合記入していた方が有利なのでしょうか?
逆に
すぐ離職してしまったので不利でしょうか?

医療事務の仕事に転職しましたが、二ヶ月半程で辞めてしまいまし… – Yahoo!知恵袋

人間関係か労働条件になることが多い

退職理由を見ていただくとわかるように職場の人間関係や労働条件が辞める理由になる方がほぼ。

厚生労働省「令和3年雇用動向調査結果の概要」の「転職入職者が前職を辞めた理由」によると、前職を辞めた理由として「職場の人間関係が好ましくなかった」「仕事の内容に興味を持てなかった」「労働時間・休日等の労働条件が悪かった」という理由が一定の割合を示しています。

つまり、人間関係や労働環境が合わなければ強いストレスがかかるので、その影響で辞めたくなるのは自然なこと、ということです。

職場の人間関係や実際の業務は入社してみないことにはわかりません。入って直接現場に触れ、「この人たちと一緒に過ごすのは難しい」「ここでの仕事は希望とは異なる」と感じたなら辞めるのは自然なことです。

嫌な職場に我慢して居続けることはストレスによるうつ病や適応障害などのリスクがあるので、むしろ我慢してまで居続けてはいけません。

うちやま
うちやま

入社2ヶ月で辞めたい時は以下の記事もご参考になさってください。

トラブルなく辞めることだけを優先して考える

退職時は引き止めや辞めさせない問題などのトラブルが発生することが少なくありません。

そのため、「入社2ヶ月なら退職の伝え方が大事」でもお伝えしたように退職前提である意志を示し続けてください。

もしくは、辞める際の相手の心証を悪くしないように会社への不平・不満を挙げて辞めないことに注意しましょう。

特に心証を損ねてしまうと、感情的なやりとりになってしまい退職交渉自体が進まなくなる可能性もありますので、退職理由を伝える際は一身上の都合や個人的な理由などを伝えることに徹した方がトラブルを避けやすくなります。

入社2ヶ月でも職場に合わないと感じたら退職した方が良い

入社2ヶ月でも合わないなら辞めた方が良いです。

  • もう少し待った方が良い
  • 2ヶ月で辞めるなんて

などの意見は基本的に参考になりません。

アドバイスをくれた人と自分自身とでは環境も考え方も異なりますので必ずしも参考にはなりません。

意見を出してくれる人も良かれと思って伝えているとは思いますが、実際にどう感じたのか?はご自身にしかわかりません。よって、どうしても勤務の継続が難しい・職場に合わないと感じたら入社2ヶ月で辞めた方が良いです。

会社は自分を守ってくれない

転職二ヶ月で退職を考える人たちの悩み【体験事例】」でも触れましたが、退職理由は人間関係や労働環境に影響することがほぼです。

つまり、日々会社に行くだけで強いストレスにさらされることで辞めたくなっていくわけです。

自分の身の安全を第一に考えた方が良い

強いストレスがかかる状況が続くととうつ病や適応障害など精神疾患にかかるリスクがあります。

うつや適応障害などの精神疾患にかかると仕事だけではなくその後のご自身の人生やプライベートに影響します。

病気の回復には時間がかかり、勤務が出来なくなるだけでなく、その後の就職活動や社会復帰にも影響します。ですが、ご自身のプライベートを会社が守ってくれることはありません。

そのため、どうしても勤務の継続が難しい職場なら我慢して留まることなく退職を優先して動いてください。

うちやま
うちやま

うつになる前に退職したことが良い理由について詳しくは以下の記事もご参考になさってください。

【事実】入社二ヶ月で転職に動き出す人もいる

2ヶ月というと職場の現実が見えてくるタイミング。

このタイミングで「合わない」と感じると辞めようと動き出してくる方はいます。

入社3ヶ月目までは試用期間という会社もありますので、試用期間中に辞めるか続けるかの目途を付けるのはその後下手に長引かせるよりも良いです。

うちやま
うちやま

新卒で入った方が入社2カ月で退職する際の注意点について詳しくは以下の記事もご参考になさってください。

中途採用だからといって放置されると退職に繋がるのは当然のこと

「経験があるから大丈夫だろう」「即戦力で採用したから」などの理由で中途採用者はほったらかしにされやすいですが、経験があると言えども中途採用です。中途採用だからと言って必ずしも何でもできるわけではありません。

仮に仕事自体は出来てたとしても会社の風土や流儀などはわからないことには違いありませんので、放置されると仕事上のストレスに繋がり、ストレスが続くと本人の意欲も失われ早期退職に繋がるのは当然のことと言えます。

会社の方針もあるとは思いますが、基本的には中途採用だからといって放置される職場はその後も苦しむことが予想されるので無理に我慢して居続けるよりは次に切り替えた方が良いです。

うちやま
うちやま

僕も中途で入った会社で未経験にも関わらず丸投げされたときは途方にくれました。汗

入社2ヶ月で辞めた後の転職活動での注意点

a.2ヶ月で辞めると転職が難しいとは言い切れない

2ヶ月で辞めると早期退職理由に転職先に懸念されるので何もない状態よりはハードルが高い面もあります。

ですが、早期退職から転職に成功する人がいるのも事実です。

早期退職後の転職で大事なことは退職理由と転職希望に対する整合性です。

b.退職理由と転職希望理由の設定が大事

早期退職したということは早期に自分の目的とそぐわないことがわかった、ということです。

自分のやりたいこと、設計したいキャリアが明確であることはむしろメリット。自分の希望が転職先にある旨を伝えることができれば転職先は自社に定着してくれる・戦力になってくれる、と判断しますので早期退職からの転職は成立します。

「合わなくて」「上司が嫌いだから」といった感情論や抽象的な答えにならないよう、退職理由と転職理由の設定だけは事前に準備しておきましょう。

在職期間が短い時の退職理由の例文

なお、在職期間が短い時の退職理由は事情の有無によって伝え方を変えましょう。

事情がある場合は事情を素直に伝えてください。(例:労働条件に相違があった、など)

一方、事情が無い場合(自己都合)は勤務先に対する感情的な不平不満は避けつつ退職理由と早期退職への反省を添えて伝えてください。(例:事前の調査が甘く希望する仕事がない職場に入ってしまった。入社させてくれた前職の方にはお時間をとらせて申し訳ないと思っており、以後そのようなことが内容に事前に入念に調べるようにしました。今回はその上での入社希望となります、など。)

c.2ヶ月で退職しても履歴書には記載する

どれだけ短期間であっても履歴書には経歴を記載しましょう。心情的には経歴を消したくなることもあるかもしれませんが、仮に隠していても転職時に保険の履歴などからバレてしまい経歴詐称になる恐れがあります。

d.転職エージェントに登録しておく

退職後にスムーズに転職活動ができるよう事前に転職エージェントへ登録だけはしておきましょう。

また、スムーズな転職のサポートのみならずエージェントに相談することで一般には知ることができあに転職先の内部情報等を得ることもできます。

つまり、事前に情報のミスマッチを減らすことが出来るので早期退職を繰り返すことを避けることが出来ます。

年代にあったエージェントに相談しよう

新入社員の方が転職するなら「第二新卒(新卒入社で2~3年)」として見られるため、第二新卒に特化したキャリアスタートに登録しておくとご自身に合った転職先を探しやすいです。

【第二新卒に強い転職エージェント】

キャリアスタート

早期退職のやり方・注意点

一般的な退職は「辞める3ヶ月前に退職を伝える」などの規定があるので、入社二ヶ月での退職となると以下の注意点や例外条件を押さえて退職処理を行う必要があります。

【注意】バックレはしない

退職に対して「バックレ」を検討する方もいますがバックレだけは本当に止めた方が良いです。

バックレによる退職は認められていません。そのため、バックレによる退職を行うと「違法行為」となり労働者に対して損害賠償請求や懲戒解雇を与えられる危険があります。

中でも懲戒解雇になると転職活動時に相手先に伝えなければ経歴詐称になるので必ず伝える必要があります。つまり、懲戒解雇になるとその事実が必ず転職先にはバレますので転職活動においてご自身の印象が悪くなり不利益しかありません。

他にも嫌がらせや呼び戻しなどの可能性もあり、バックレは労働者にとってデメリットが大きすぎます。そのため、辞めるなら法に則って確実に・安全に辞めましょう。

1.法に則って退職する

第六百二十七条 当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。

民法第627条

退職は法で定められた労働者の権利であり辞めること自体は問題ありません。最短で退職の2週間前から辞める旨を申告しておけば退職が成立します。

また、会社側には労働者の退職を拒否する権限はありません。

雇用先によっては特殊な雇用契約書を結んでいる・特殊な就業規則になっている、などの可能性もありますが就業規則よりも法律が優先されますので、退職の意思を伝えれば必ず退職が成立します。

どうしても今の職場に耐え切れない時は法に則って退職届を提出して辞めてしまいましょう。

2.労働組合が運営する退職代行に相談して即日退職する

  • 自分から退職を切り出すのが難しい・気まずい
  • でも、どうしても辞めたい

という場合は労働組合が運営する退職代行サービスに相談して辞めてしまいましょう。

確実に退職が成立します。

退職代行はお手持ちのスマホから電話やLINE(メールでも可)で申込み相談が可能、希望があれば即日から代行業者が動き出してくれます。

代行業者が動き出した瞬間から職場に行くことも連絡する必要も無くなるので、早ければ相談した即日から会社に行かなくても良い状態になれます。

具体的には、

  • 確実に退職が成立する
  • 自分から退職を切り出さなくて良いので心理的に楽
  • 相談即日に動き出してくれれば実質即日から会社に行く必要が無くなる

などがあり、希望者には退職後の転職相談にも乗ってくれますので、あなたが代行サービスに支払う代金以上の利用メリットがあります。

そのため、もしあなたが

  • どうしても辞めたい
  • でも、自分から辞めるのは難しい

という状況であれば労働組合が運営する退職代行サービスの活用をおすすめします。

\ 即日退職も可能です /
24時間対応相談を受け付け!追加料金もありません



まとめ

一見すると2ヶ月での退職は早期退職としてネガティブな印象を持ってしまいがちですが、早期退職が良いか悪いかはご本人の状況次第の話でしかありません。

本人の中にある「どうしても耐えられない」というラインを超えている場合、それは無視できない問題ですから我慢するよりも辞める方が良いという選択肢もでてきます。

実際の職場を体験し、どうしても続けるのが難しいと感じたなら退職という選択肢も用意して次のキャリアに目を向けてみてください。

この機体の開発者
スミ入れがんばる
うちやま(内山智明)

新卒で入社したブラック企業で月の残業168時間、気合努力根性の精神論だけで詰められ、簡単に辞めさせてくれない毎日を過ごして退職するまでに苦労した経験がある。現在は株式会社BuildingBlockの代表となり、自身の経験を元に、会社を辞めたいのに辞められない・辞めると言い出しにくい人向けに退職や辞め方に関する情報発信を行う

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