「収益に重大な影響が出ないよう、ads.txt ファイルの問題を修正してください。」というアラートが管理画面で表示されている場合、心配になりますが慌てる必要はありません。
ads.txtの対応は(現時点では)必須ではないので設置しなくても問題はありません。ただし、『「ads.txtファイル」を設置する方が適切だよ』というアドセンス側の方針の問題ですので、あとで何か言われても手間だと思いますしアラートが見えた時点でサクッと設置・対応しちゃいましょう。
10秒ぐらいで簡単に設定できるので、心配することなく以下の手順を真似してみてください。
ads.txtファイルの問題を修正する手順
ads.txt に関するガイド – AdSense ヘルプ – Google Support
公式のガイドページに手順が載っているので、それだけで対応できるならそれでOKです。
以下は僕がびるぶろで実装した手順を載せています。
びるぶろはXサーバーを使ってますが、別のサーバーでもやり方自体は同じです。
ads.txtファイルを設置する
管理画面の上部に「要注意 – 収益に重大な影響が出ないよう、ads.txt ファイルの問題を修正してください。」が表示されていることが確認したら「今すぐ修正」をクリック。
「ダウンロード」をクリックしてads.txtをダウンロードします。
ダウンロードしたads.txt。
ルートディレクトリ(トップレベル ドメイン直下のディレクトリ(フォルダ))に「ads.txt」のファイルをセットします。
エックスサーバーの場合、(ドメイン)/public_html のファイル下に設置します。
ローカルからFTP画面に直接ファイルを投入しましょう。
FTPソフトからでもサーバーの管理画面からでも、どちらからでも構いません。
ファイルが設置されているか?を確認する
「(自分のサイトのURL)/ads.txt」にアクセスしてブラウザからファイルの内容を確認できればアドセンスもそのファイルを正しく検出できるはずです。
以上で設定は完了です。
追記:修正が反映されました
設置した翌日に修正が反映されてアラート表示(「要注意」と書かれた赤いエリアの表示)が消えました。
アラートが無いだけでなんとなく安心できますよね。笑
ads.txtファイルの役割と意味合い
不正な広告詐欺を無くすための役割
ads.txt(アズテキスト)はオンライン広告の透明性を高め、広告詐欺を減らすための仕組みとして「IAB(インタラクティブ・アドバタイジング・ビューロー/米国のインタラクティブ広告業界団体)」が提唱しているモノです。
2017年にファイナンシャルタイムズがなりすましサイトに広告収益を不正に取得され推定130万ドル(約1億4000万円)の被害を被ったことからads.txtを推進する動きが強まりました。
以下、当時の記事です。
The FT warns advertisers after discovering high levels of domain spoofing – Digiday
認定サイトにのみ広告枠を用意する、と証明する役割
サイト運営者が認定した販売者のみデジタル広告枠を販売する仕組みで、必須ではありませんが、運営しているサイトのなりすましによる広告収入減などを防ぐ効果が見込まれます。
まとめ
細かなこと書きましたが「正々堂々とまじめに広告やってるよ!」と証明するための証明作業です。
特にこれと言って後ろめたいことをしていないのであれば「ads.txt」を設置しちゃいましょう。
気持ちもスッキリしますので。笑
収益化が1000円超えてきたらPINの設定も忘れずにね。
PINが届かない時の再送付は以下の手順を参考にお試しください。