仕事への拒否反応は知恵袋でも多く話題になっており、原則としては解決策は離れるか休むかの二つだと考えられます。
そこで本記事では、今の職場を離れた方がいいのか?それとも休んで回復することを選択した方がいいのか?見極め方も踏まえて解説いたします。
「仕事への拒否反応が起こりどうしていいかわからない」という時の参考にしてください。
仕事への拒否反応の悩みは知恵袋でも多い
仕事が暇すぎて行きたくないと拒否反応が出ます… どうしたらいいですか?
Yahoo!知恵袋
仕事に行くと拒否反応が出ます。 助けてください(;_;) 転職してきて半年の22歳女性です。上司がパワハラ気質で、2人分の仕事を引き継いだ私には荷が重く、何度も相談しました。他の人に仕事を渡したいだとか、仕事を割り振ってほしいとか自分の意見や気持ちを伝えました。ですが、ずっと責めるような言い方しかされません。なんでできんの?前任者は出来とったのに。ずっと高卒の人でも出来とったのにとか言われて、辛すぎて頭が痛くて。頑張ってるのに経理系の仕事なので難しく時間もかかってしまいます。 最近は頑張る気力を失い、普通にできていたことも時間がかかったり、手につかなくなったりすることが多々あります。辞めたいです。でも辞めることで逃げたみたいに思われるのも嫌です。すぐ辞めるやつって次の会社でも思われたら嫌です。泣きたい辞めたくないでも辞めたい。どうすればいいんでしょうか?
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体が拒否反応を示す人は少なくない
知恵袋だけでなく Twitter などをみてもわかるように仕事に行きたくないと体が拒否反応を示す人は少なくありません。
厚生労働省「令和3年雇用動向調査結果の概要」の「転職入職者が前職を辞めた理由」によると、前職を辞めた理由として「職場の人間関係が好ましくなかった」「仕事の内容に興味を持てなかった」「労働時間・休日等の労働条件が悪かった」という理由が一定の割合を示しています。
つまり言い換えると人間関係や労働環境が合わなければ強いストレスがかかるということであり、職場環境が合わなければ体に強い拒否反応が出るのも仕方がないことと言えます。
こうした環境下にいる場合は我慢して続けると体と心を壊してしまうことになります。
やりたくないと拒否反応が出た時の注意点
明確に体が拒否反応を起こした場合、早々に対策を取る必要があります。
心が拒否する状況は無視してはいけない
心が拒否反応を示してるにもかかわらず無理やりにでも出勤しようとすると早々にメンタルがボロボロになります。
1日2日は耐えられるかもしれませんが長く続くものではありませんので、ご自身を休ませた方がいいです。
仕事に行きたくない理由がわからない状態は危険
仕事に行きたくないほど身体が拒否反応を示しているのにその理由がわからない状態は非常に危険です。原因がわからないということは対処方法も分からずその結果として無理をしてしまうことになります。
原因のほとんどは職場環境や人間関係にありもしくは仕事を通じての自己肯定感の低下などが考えられます。
いずれの場合であっても無理をするタイミングではなく早々に体を休ませてください。
吐き気を始めとして仕事への拒否反応がでたら休む
仕事に行こうと考えて吐き気が出てきたらほぼ確定で拒否反応のサインだとお考えください。
原因によっては休んだだけではすぐに解決する問題ではない可能性もありますが、我慢して会社に行き続けるほうが問題です。
よって、まずはご自身を休める状態にしてください。
数日休んでも状況が変わらなければ、心療内科などに相談してご自身の現状を医師に判断してもらい、その上で今後会社を続けるか辞めるかもしくは一時的に中長期の休暇を取るかどうか?などを検討していきましょう。
上司に対して拒否反応が出た場合
直属の上司が原因で会社や仕事に対して拒否反応が出ることは少なくありませんが、こうした場合すぐにでも休んでください。
会社にいる上では上司は立場は上にはなるもののあくまでそれは会社だけの話です。
体に不調をきたしている時は会社だけの問題ではなくご自身の生活や人生に関わる問題ますので、仮に上司に何か言われたとしてもご自身の身の安全を第一に考えて休みを取ってください。
なお、体の不調があるにも関わらず無理やり働かせることは法律違反になります。
第五条 使用者は、労働契約に伴い、労働者がその生命、身体等の安全を確保しつつ労働することができるよう、必要な配慮をするものとする。
労働契約法 | e-Gov法令検索
労働契約法5条に基づき会社側が労働者の健康や安全の確保できていない状況となりますので、上司に何か言われたとしても自身の不調を前面に出して休むことだけ考えてください。
【補足】脳が仕事に対して拒否反応を示すのは自然なこと
脳は新しいものに対して拒否反応を示すように作られています。
そのため仕事が未知の内容や新しい課題であったりした場合に拒否反応や境界反応示すことは自然なことです。
拒否反応示しても何度か繰り返し慣れてくることで拒否反応は軽減してきます。そのため、入社して間もないタイミングもしくは新しい課題を示されて間もないタイミングであれば会社の状況ではなく人として自然な脳の拒否反応が起こっていると考えられますので、すぐに異動や退職・休職を検討するのではなく、少しその仕事になれるよう時間をかけた方が良いでしょう。
但し、上述したように明らかに人間関係が悪いハラスメントを受けているなど仕事そのものとは違う要因がある場合は我慢する必要はありません。休みや退職などを検討してください。
働くことへの拒否反応が出た時の対策
働く仕事をするという行為そのものに対して拒否反応が出た時はやることはシンプルです。
休むか異動するか退職するかという選択肢になります。
休む
シンプルに休みましょう。
体調不良と言ってとりあえず1日休んでもいいですし、有給を利用して休みもいいと思います。
いきなり休むと言っても簡単に休ませてくれないということもあるかもしれませんが、最悪の場合嘘ついても構いません。特に日本人には多いですが仕事に対して過度に真面目すぎる方が多いです。
体調不良を前面に活用する
もちろん理由もなく休むのであれば問題になりますが、拒否反応が出て精神的にも身体的にも影響が出始めてる、例えば会社を考えるだけで鬱屈した気持ちになる、吐き気がする、涙が出てしまう、などの状態であれば早々に休まなければいけません。
会社は大事ですがそれ以上にご自身の健康ご自身の人生の方が大事ですので休んでください。
こういう時はとりあえず「体調不良なので急で申し訳ありませんが本日休ませていただきます」と一言伝えてまずは休むことを優先させてください。
それ以降のことは休んだ後に考えればいいです。少々雑に思えるかもしれませんが、これぐらい強引にでも休むことを優先してあげた方がご自身のメンタルにとって優しい行為となります。
異動する
仮に休んだとしても拒否反応を起こす原因の根本的な解決にならない場合は異動を検討します。
物理的にストレスの対象から離れなければ問題は解決しません。そのため、自分の事情を踏まえて正直に異動申請を伝えてください。
なお、異動の理由や自身の現場がなかなか認められない時は医師にあらかじめ相談して診断書を用意してもらいましょう。今の職場環境が自身にとって適していないこと、ドクターストップがかかったこと、などを診断書という形に残せば裏付けの証明となります。
よって診断書と言う照明を持って相手に伝えてください。
退職する
異動が認められない、もしくは異動そのものができる環境じゃない職場の場合は退職をお勧めします。
異動の項目でもお伝えしたようにストレスの対象から物理的に距離を置かなければ今の問題の根本的な解決にはなりません。
よって移動が難しい時は退職し新しい環境でご自身のキャリアを再度作り直していきましょう。
退職を切り出せない時は退職代行に相談する
- 退職を自分で切り出すのは難しい
- でも、どうしても耐えられないので辞めたい
という方であれば労働組合が運営する退職代行サービスに相談して辞めてしまいましょう。
確実に退職が成立します。
退職代行はお手持ちのスマホから電話やLINE(メールでも可)か相談が可能。希望があれば相談したその日から代行業者が動き出してくれます。
代行業者が動き出した瞬間からあなたは職場に行くことも連絡する必要も無くなるので、早ければ相談した即日から会社に行かなくても良い状態になれます。
具体的には、
- 確実に退職が成立する
- 法律に則って退職処理するので法的なトラブルがない
- 自分で対応する必要が無いので退職にまつわるストレスが無い
- 退職後の会社からの連絡や送付資料などもサポート対応
等があります。
そのため、あなたが
- 退職を自分で切り出すのは難しい
- でも、どうしても耐えられないので辞めたい
という状況であれば労働組合が運営する退職代行サービスに相談して辞めてしまいましょう。
まとめ
仕事への拒否反応は体が走ってる SOS のサインとなります。
お伝えしてきたように我慢していても問題は解決せずご自身を今以上に苦しめるだけになりますので、少しでも拒否反応が出てきたら休むか辞めるかという選択肢を持って行動してください。
そうすると仕事以外にも影響が出てしまい問題が悪化するだけです。
会社を休んだり辞めたりすることに対して抵抗を感じる気持ちも理解できますが今の時点で一番大事にしなくてはいけないのはご自身の健康です。
休むかやめるかによって、まずはストレスがない状態にご自身を持って行ってあげてください。