本当に辞める人の特徴を見抜いて、退職を決意している状態に気づくことで、会社は離職を防ぐことができるかもしれません。そのためには、どのような特徴が見られるのかを知ることが重要です
そこで本記事では、本当に辞める人の特徴をご紹介します。
本当に辞める人や辞めそうな人の特徴
本当に辞める人は辞めたいと言わない
本当に辞める人は職場での人間関係や退職を伝えることで長谷資する揉め事を加味して辞めたいとは言いません。
おとなしい人ほど突然辞める
おとなしい人は外に向けて言葉を発することを避け、内心の気持ちを吐露することが少ない傾向があります。
そのため、おとなしい人が突然辞めるのではなく、前々から辞めようと計画しており場合によっては周囲にもサインを出していたにもかかわらず意識してもらえなかったために、いざ止めようとなると「突然辞めた」と思われてしまうだけです。
辞める人の特徴については以下の記事も併せてご参考になさってください。
仕事を辞める人が見せる前兆
1.休みが増える/有給取得が増加する
ストレスやプレッシャーが溜まるとその人は仕事に対するモチベーションやエネルギーが低下し、仕事をすることに対する興味喪失や退屈感が生じることがあります。そのため、休みや有給の取得が増えるようになることがあります。
また、仕事をすることが嫌になったと感じる人は休みを取ることで自分をリフレッシュさせようとします。するとプライベートの予定を入れ出します。自分をリフレッシュさせようとする機会を増やす=今の仕事へのプレッシャーを感じている可能性が高いので休みの増加は仕事を辞める原因となることもあります。
2.普段と比較して残業が減る
“普段と比較して残業が減る”という動きが出てきた場合、その人が仕事を辞める前兆と言えます。
残業自体は良いことではありませんが、前向きに仕事をした結果として残業が発生していた場合、その動きが減るということはその人が仕事に対するモチベーションやエネルギーが低下していることが考えられます。
仕事に対するモチベーションやエネルギーが低下すると、仕事をすることだけでなく仕事そのもの・職場そのものに対する興味喪失や退屈感が生じていると考えられるので辞める一歩手前と考えても良いでしょう。
3.会議での発言が減少する
“会議での発言が減少する”という動きが出てきた場合、その人が仕事を辞める前兆と言えます。
会議を通じて業務を推進しようという意欲が減少しているが故の状況っであり、今の職場に対してモチベーションやエネルギーが低下している状況と言えます。
4.新しい仕事を避けたがる
新しい仕事には必然的に不安やプレッシャーが付きまとい心身に負担がかかるもの。
そのため、”新しい仕事を避けたがる”という動きが出てきた場合、その人が仕事に対して後ろ向きになっている傾向が考えられるので辞める前兆と言えます。
5.仕事を整理しはじめた
“仕事を整理する”という動きが出てきた場合、その人が仕事を辞める前兆と言えます。
仕事を整理するということは後任への引き継ぎにより自身の業務を軽くする、もしくは抱えている案件を無くすことになります。手が空く状況を作るということは今の職場の状況を整理しようとしていることになるので仕事を辞める前兆と言えるでしょう。
6.報連相の減少
日々の仕事量が増えるにつれ、上司とのコミュニケーションや報告に割くべき時間が不足し、上司とのコミュニケーションの減少に繋がることで報連相が減っていきます。
根本の原因はコミュニケーション不足ですから、コミュニケーション不足=今の仕事に対する意欲の減少と考えると”報連相の減少”という動きが出てきた場合、その人が仕事を辞める前兆と言えます。
7.雰囲気が急に明るくなる
普段と比べて急に雰囲気が明るくなるということは何かしらの気持ちのスイッチが入った証拠。
その多くは「モチベーションやエネルギーが低下している」「今の職場を割り切り出した」と考えられるので、”雰囲気が急に明るくなる”という動きが出てきた場合、その人が仕事を辞める前兆と言えます。
8.付き合いが悪くなる
“急に付き合いが悪くなる”という動きが出てきた場合、その人が仕事を辞める前兆と言えます。
人間関係で成り立っている職場コミュニケーションが低下するということは、今の職場環境に満足していないと考えられるため、退職や転職のサインと考えて良いでしょう。
9.周囲の評価に無関心になる
“周囲の評価に無関心になる”という動きが出てきた場合、その人が仕事を辞める前兆と言えます。
評価は給与にダイレクトに影響し、給与は労働者にとっての数少ないモチベーションの1つ。そんなモチベーションの源泉に影響する「評価」を気にしなくなったら今の職場に満足していない証拠です。
退職者を防ぐのは難しい
- 退職する理由のヒアリング
- コミュニケーションの活性化
- 上司のマネジメントスキルの改善・向上
- 職場環境の改善
など、離職者を減らすように手を打ったとしても離職者を減らすのが難しいのが事実。従業員の離職には会社がコントロールできない要因があるものです。
この人辞めそうと思ったときは既に決意をしているもの
基本的には「この人辞めそう」と思ったときは既に退職を決意されていることが多いです。「この人辞めそう」と思ったときからケアしてもその後のリカバリはほぼ難しいと思った方が良いです。
部下が辞めそうと感じた時は既に手遅れ
離職者を減らすためにも普段から辞めそうにならないコミュニケーションを保つことが社内では求められます。部下が辞めそうと感じた時は既に手遅れですので、そうはならないようマネジメント側は普段から気を配りましょう。
まとめ
本当に辞める人の特徴が見られた時は、その人は既に退職を決意している状態である可能性が高いです。
離職率を下げたい時はそうならないよう普段からのコミュニケーションを。また、ご自身が辞めるかどうか迷っているときは本記事を参考にご自身の退職度合いの確認の際に参考にしてみてください。