退職の際に体調不良と嘘をつく際の注意点について解説します。
退職の際に体調不良と嘘をつく際の注意点
バレる可能性
体調不良に限らず仮にどんな嘘を付いたとしても本気で探ろうとすれば真偽のほどを確認することはできます。そのため、嘘の退職理由はバレる可能性があります。
嘘をつく際は極力ばれないように嘘をつくだけでなく、「絶対にバレない嘘は無い」ということを前提に、それでも覚悟して嘘をついて伝えていきましょう。
体調不良以外の理由で可能な限り強力な退職理由を用意したい時は以下の記事もご参考になさってください。
参考記事:退職理由で最強なおすすめの内容はドクターストップか法的な訴求
辞める前提で伝えきる
ホント・嘘に限らず、退職時は「辞めようと思っているんです」という相談ベースで伝えると必死に引き留めようとしてくるので辞めにくくなります。
その為、退職時は「辞めることを決意しました」と辞めることが前提であるものとして伝えましょう。
診断書は拒否が可能
体調不良であることの証拠として医師の診断書を求められる可能性も0ではありません。
ですが、診断書の用意は法的に退職時の必要書類として義務付けられていません。そのため、診断書の用意をする必要はなく、仮に求められても「個人情報なので開示を拒否します」と伝えれば問題ありません。
ストレスによる体調不良で退職する際の理由になる
病気や怪我といった直接的に目に見える問題だけでなく、ストレスや精神的な問題によって起こった体調不良も退職の理由になります。
【参考】病気であれば確実に退職できる理由になる
ストレスや精神的な問題の原因や因果関係は心療内科に診てもらうことで証明できますが、見てもらった上で原因が会社にあると判断されるとドクターストップがかかります。
ドクターストップは確実な退職理由となります。なぜなら、労働契約法5条より使用者(会社側)は労働者の身の安全を確保することが定められているからです。
第五条 使用者は、労働契約に伴い、労働者がその生命、身体等の安全を確保しつつ労働することができるよう、必要な配慮をするものとする。
労働契約法 | e-Gov法令検索
医者に診てもらい(もしくは診断書を用意してもらい)勤務が難しいと判断されたにも拘わらず、会社が無理矢理勤務を促したら強制労働に該当し、労働契約法5条違反となるので働かせることはできません。これはストレスや精神的な問題であっても同様です。
そのため、ストレスによる体調不良や病気が認められれば会社を辞める理由になります。
どうしても辞めにくい時は退職代行に相談する
- 退職を自分で切り出すのは難しい
- 退職相談をしたのに辞めさせてくれない
- でも、どうしても辞めたい
という方であれば労働組合が運営する退職代行サービスに相談して辞めてしまいましょう。
確実に退職が成立します。
退職代行はお手持ちのスマホから電話やLINE(メールでも可)か相談が可能。希望があれば相談したその日から代行業者が動き出してくれます。
代行業者が動き出した瞬間からあなたは職場に行くことも連絡する必要も無くなるので、早ければ相談した即日から会社に行かなくても良い状態になれます。
具体的には、
- 確実に退職が成立する
- 法律に則って退職処理するので法的なトラブルがない
- 自分で対応する必要が無いので退職にまつわるストレスが無い
等があり、希望者には有給消化や未払いの交渉もしてくれますので退職代行費を支払う以上の利用メリットがあります。
そのため、あなたが
- 退職を自分で切り出すのは難しい
- 退職相談をしたのに辞めさせてくれない
- でも、どうしても辞めたい
という状況であれば労働組合が運営する退職代行サービスに相談して辞めてしまいましょう。
まとめ
真偽を問わず、体調不良は退職理由として成立します。
仮に嘘をついて辞めるなら途中でお伝えしたように辞めることを前提にして堂々と伝えきることだけに全力を注いでください。それが一番の退職を伝える方法となりますよ。
体調不良による退職について詳しくは以下の記事もご参考になさってください。