「どこに行っても通用しない」って言われても気にすることはありません。
通用します。
「どこに行っても通用しない」って言われたとしても、それは通用しないって言った人の勝手な価値観の範疇で判断しただけの客観的根拠が無いただの感情論なので気にしないで大丈夫です。
本記事では「どこに行っても通用しない」って言われた時の考え方や対応について解説します。
どこに行っても通用しないに根拠は無い
繰り返しますが「どこに行っても通用しない」は感情論でしかないので根拠も無いし気にしないで良いです。
他人の感情論で自分の気持ちが消耗するなんてもったいないです。
どこに行っても通用しないはただのパワハラ発言
どこに行っても通用しない発言が発せられるタイミングは
- 勤務態度が悪い
- 退職
主にこうしたシチュエーションになります。
「勤務態度が悪い」に関しては、客観的に見て明らかに態度が悪い(ルール違反を繰り返す、モラルがなっちゃいない)などであれば言われても仕方がない面がありますので、そうした場合はしっかり反省しましょう。(ホントに悪いことした時は素直にごめんなさいするのは大事なことだからね。)
ですが、「退職」での発言は別です。
自己満と身の保身のために過ぎない
どこに行っても通用しない、の言葉の背景を考えるとこんな感じかと思います。
- どこに行っても通用しないからまずはウチで頑張れ → 辞めさせない
- どこに行っても通用しないと脅してウチ以外に行かせない → 辞めさせない
- どこに行っても通用しないと正論っぽいこと言って偉そうに自分を見せたいだけ → 上司の自己満
自己満か退職防止策ってところです。
愚かなもんです。汗
「どこに行っても通用しない」に加えて『威圧的な態度』『大声』のコンボも発動することがありますね。
愚かなもんです。汗
自己顕示欲が強い人ってたくさんいるので自己満の犠牲になることもありますが、こういう相手は話半分で聞き流すぐらいで良いです。
真剣に聞いても疲れるだけですからね。
退職をさせたく無い理由
人が退職すると会社は人手不足になるので仕事の負担が増えます。
それが嫌でほどほどの金額である程度自由に扱える便利な人間を確保しておきたい・逃がしたく無い、という考えが生まれます。
また、実際に退職されると次の求人募集(お金と手間がかかる&集まるかわからない)が必要になりますし、退職によって上司の評価が落ちるので辞めさせたくない、などの理由もあります。
いずれにせよ人が辞めるということは直接の上司や会社的にはマイナス面が多いのでどうにかして辞めさせないように動くもの。
ですが、退職を取り下げさせる為のコミュニケーションスキルが無い未熟な人や組織は「どこに行っても通用しない」という威圧的な対応しかできないのです。
要するに、未熟者なんです。汗
【補足】社会で通用しない、も根拠は無い
類似表現で「そんなことじゃ社会で通用しないぞ!」もあります。
これも根拠がありません。
この発言を適切に補足して読み解くなら「(その発言者の知っている範疇の)社会で通用しないぞ」です。
その人がこの世のすべてを知っている神様みたいな人なら別ですが、そうで無ければ何の根拠もありません。
あくまでその人がその人の人生で経験してきた範疇での価値観ベースの感情論に過ぎませんので、気にする必要はありません。(その都度真に受けていたら疲れるだけ、ご自身のメンタルが消耗されてもったいないです。汗)
ご自身の仕事の出来に対して退職を懸念されている方は試しに以下の記事もご参考になさってください。
自分だけのキャリア形成を再検討したい方へ
- どこに行っても通用しない
- 社会で通用しない
などと話している人はあなたとでは「世代」が違います。
昔の人が古い価値観を現代人に押し付けて説教している状態であり、価値観が違うんですから話しが合うわけがありません。
繰り返しますが真剣に聞いても疲れるだけですから、そんなものは無視して大丈夫です。
ですが、
- 何度も言われるのでどうしても気になってしまう
- 実はホントに自分はどこに行っても通用しないのでは
など、どうしても気になるようでしたらキャリアコーチングを受けてみてください。
キャリアコーチングは就職支援ではなくあなただけのキャリア形成をするにはどうすればいいか?をサポートしてくれる支援サービス。
転職エージェントなどとは異なり、転職・就職だけでなく、別の選択肢(独立・フリーランスなど)も含めたあなた自身にとって最適なキャリア構築の仕方を一緒になって考えてくれます。
変化が急激な時代です。
価値観や働き方などが多用に広がる中で、
- 本当に自分がやりたいこと
- 本当に自分にあったキャリア形成
をいま一度再検討する事は非常に理にかなっています。
- どうしても今の職場だと「違う」気がする
- どこに行っても通用しないと言われるのは納得できない
- 今の内に自分だけのキャリアを再検討したい
という方はキャリアコーチングに相談してご自身の今後のキャリア形成に活かしてください。
パワハラ野郎のパワハラ発言は気にしないこと
残念ながら大概の職場にパワハラ野郎はいます。
ですが、現在では「パワハラ防止法(改正労働施策総合推進法)」があるように、パワハラはれっきとした違法行為です。
法に違反している人の発言なんて真に受けて考える必要ないんだから気にしないでOKです。
パワハラ認定になる言ってはいけない言葉の例として
侮蔑発言
- お前なんて役に立たない
- 給料泥棒
- お前の存在が目障りだ
- いるだけで迷惑だ
暴言・威圧的な発言
- やる気がないなら辞めろ
- 「死ね」「殺す」など
こうした発言が出てきたら「この人パワハラ発言しているな」と判断できます。
つまり、「法に違反している人の発言」なので真に受けないで良いです。
また、ハラスメントは違法行為ですのでどうしてもの場合は訴えることも視野に入れてください。
パワハラで辞める人へ
パワハラ=発言した相手が悪い、と理屈で分かっていても精神的に耐え切れないことだってあります。
我慢してもご自身がボロボロになるだけ。最悪の場合、うつ病や適応障害などにもなる危険もあります。
そのため、ハラスメントで消耗してしまっている場合は無理に我慢することなく退職を検討した方が良いです。ご自身の身の安全が第一ですからね。
退職の引き止めはパワハラに該当することもある
引き止め具合にもよりますが「どこ行っても通用しない」という類の発言や、何度伝えてもどうしても辞めさせてくれない(退職処理の対応をしてくれない)、といった状況であれば退職引き止めによるハラスメントと考えても良いでしょう。
退職は労働者の権利
第六百二十七条 当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
民法第627条
退職は労働者の権利として法で定められており、会社にはその権利を拒否する力はありません。
よって、辞めさせないような過度な引き止めは法に反した行為となりますので、受け入れる必要はありません。
退職で嘘をついて辞めることに罪悪感を感じる必要もない
僕も嘘ついて辞めたことあるので「嘘をついてでも辞めたい」という人の気持ちはわかるつもり。
嘘という行為を正当化するつもりはありませんが、嘘をつかざるを得ないぐらいに追い込まれているなら明らかに職場に問題があります。
そうしたシビアな職場であれば我慢して居続ける必要は無いので嘘をついてでも「辞めること」を優先に行動してください。
どうしても辞められない時は退職代行に相談する
- 辞めたいけど自分から切り出せない
- 面倒な上司の相手をしたくない
- なかなか辞めさせてくれないので困っている
- でも、どうしても辞めたい
という方であれば労働組合が運営する退職代行サービスに相談して辞めてしまいましょう。
お手持ちのスマホから電話やLINE(メールでも可)で申込み相談可能、希望すれば即日から代行業者が動き出してくれます。
代行業者が動き出した瞬間からあなたは職場に行くことも連絡する必要も無くなるので、早ければ相談した即日から会社に行かなくても良くなります。
具体的には、
- 確実に退職できる
- 引き止めが発生しないので心理的な負担もない
- 法律に則って退職処理するのでトラブルはない
などがあり、あなたが代行サービスに支払う代金以上の利用メリットがあります。
そのため、もしあなたが
- 辞めさせてくれなくて困っている
- 辞めたいけど言い出しにくい
- トラブル無くすぐにでも辞めたい
等の場合は迷わず労働組合が運営する退職代行サービスを利用することをおすすめします。
パワハラ上司がいるような職場は退職して次に切り替えよう
「どこに行っても通用しない」なんてパワハラ発言するような上司がいる職場は今の時代にはそぐわない環境です。
無理に我慢してご自身が心身共にボロボロになる前に、キッチリ辞めて次へと切り替えてください。
ご自身で退職処理ができるならそれが良いですし、どうしてもそれが難しい時は退職代行という選択肢を活用してください。