退職後に会社からの貸与物(荷物)を会社に返却する際の手順・注意点を解説しています。
退職したあと返却物を郵送するときは着払い?
会社から借りていた返却物を郵送する際に着払いか元払いか?は法的な規則は定められていません。そのため、社内規定に基づいて判断することになります。
ただし、社内規定にも明記が無ければ着払い・元払いの選択はどちらも正しい選択肢になります。
元払いの方が印象は良い
労働者側目線で言うと退職後は離職票や源泉徴収票を受け取ることになりますので、退職後の書類対応などを踏まえると郵送物は元払いで送った方が印象は良いです。
郵送費を節約したい気持ちもわかりますが、万が一にも印象を損ねてそれ以降のやりとりで問題が起きる方が手間ですので、元払いとして対応した方が良いです。
貸与物を返却する際は添え状を同封しよう
退職後に返却物となる荷物を郵送する際は添え状を用意しましょう。
添え状は必ず必要というわけではありませんが、つけたほうが丁寧であり、同封して郵送すれば更に丁寧で印象が良くなります。
- 会社の担当者名
- 自分の氏名・在籍時の所属部署名
- 記入日
- 返却理由
- 在職時の御礼
等を書いて送りましょう。
なお、添え状は手書きである必要ありません。
【補足】退職時に返却物を紛失したら隠さず報告する
返却物を紛失したら気付いた時点ですぐに元の会社の上司もしくた担当部署の担当に報告しましょう。報告後にどうするか?を双方で協議することになります。
気まずいからと言って黙っている・嘘をついてしまう、などになると余計に問題をこじらすので正直に伝えてください。
退職した後に残った私物は着払いか直接訪問で対応
退職後に残った私物は着払いで送ってもらうことも可能ですが、中には扱いがデリケートなものもあるかと思います。
退職した後で荷物を取りに行く方が好ましい
会社側も郵送時に破損や欠品などになることを心配するので、可能であれば直接訪問して受け取った方が良いでしょう。
中には事情があって会社に行けないこともあるかと思います。そんな時は、郵送でも問題無い・万が一破損などがでても自己責任、などとご自身で判断できる場合に限り、会社側に事情を伝えた上で着払いで送ってもらいましょう。
まとめ
退職後の荷物の取り扱いは原則として社内規定に沿った対応を進めてください。また、社内規定にも定めがない場合は元払いとして対応しましょう。