バイトを辞める際、伝える方法が重要です。ラインやメールなどを使って辞めることを伝える際は、相手の立場を尊重し、丁寧で相手を逆なでしない文章を使うことが大切です。
本記事ではバイトを辞める時にライン(LINE)でも非常識にならない例文と、LINEをする際の注意点を解説します。
バイトを辞める時はライン(LINE)でもOKな理由
バイトを辞める際ですが、基本的には職場内で上司(店長やバイトリーダーなど)に直接伝えるのがマナーと言えます。直接話をすることで自分の気持ちや意思をより伝えやすく、且つ相手からも本気だと思ってもらえやすいからです。そのため、直接伝える方が退職までスムーズに進めることができるでしょう。
ただし、バイト・正社員に限らずですが退職時に口頭で伝える義務は存在しません。
一般的なマナーとして口頭で直接伝えるべき、という風潮はあるものの義務化されているわけではありません。よって、LINEで退職を伝えること自体は法的な問題はありません。
辞める際の切り出し方と挨拶の例文(3パターン)
【例文1】
お疲れ様です。今日をもちまして、私はこのバイトを辞めることになりました。本当にありがとうございました。
【例文2】
お疲れ様です。学業と就活とバイトをそれぞれ両立させるのが難しく、○月○日をもってアルバイトを辞めたいと考えています。。本来であれば、直接お会いしてお話をするべきところ、LINEでの連絡となり申し訳ございません。これまで本当にありがとうございました。
最終日の○月○日までしっかり勤めあげますので引き続き何卒宜しくお願い致します。
【例文3】
お疲れ様です。○月○日をもってアルバイトを辞めたいと考えています。これまで働いていただいたお店やスタッフの皆さんには、心より感謝申し上げます。つきましては退職に際して必要な書類などあれば教えていただければ幸いです。
既読無視された場合
退職の意思をLINEで伝えても既読無視されることもあります。その場合、退職を不快に思っていることだけではなく、連絡を忘れてしまうような忙し状況にあるからかもしれません。
そこで、LINEで連絡しても2日以上返信されない時は再度LINEを送るかお詫びの電話をするなど、もう一度連絡を取ってっください。
辞める際にラインで非常識にならないコツ
バイト先はあなたを強制的に留めることはありません。しかし、辞める理由があいまいであったり、バイト先が理解できないものだったりすると、辞めさせるのが難しくなる可能性があります。
よって、辞める際は退職理由も明確にして率直に伝えてください。
バックレは避ける
なお、バイトとはいえバックレだけは避けてください。
第七百九条 故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。
民法709条
バックレを行うと不当行為(民法709条)に該当するのでバイト先があなたに対して損害賠償請求をすることが可能になります。また、制服やスマホなどバイト先からの貸与物を返却しないと実費請求されたり、業務上横領罪を問われる可能性もあります。
以上のことからバックレはリスクが高すぎるので避けた方が良いです。
バイトを辞めるのは切り出し方が重要
辞めようと思っています、ではなく「辞めます」という退職を決意していることを前提に伝えましょう。
また、具体的に「いつ辞めるのか?(日にち)」「辞める理由」「これまでの感謝と共に伝える」、以上をもって切り出してください。
まずは上長や店長などの責任者から伝える
また、必ず責任者から退職の意志を伝えてください。
他のスタッフに連絡をすると責任者に確実に情報が伝わらない恐れがあります。責任者は退職者がいる場合、退職の手続きやシフト調整などを行います。
万が一にも、事実と異なる情報に基づいて調整が進められてしまった場合、必要なフォローができなくなる可能性がありますので、退職の意志は責任者に直接伝えるようにしましょう。
辞めることを事前連絡できていれば尚善
突然連絡するのではなく事前に退職相談をできていれば相手の印象は更に良くなるのでより良い対応と言えます。可能であれば少しでも早い段階で事前に退職のジャブを打っておいてください。
まとめ
バイトを辞める際は理想を言えば直接伝えた方が良いですが、人間関係の問題や体長不良、コロナの影響などからどうしても直接伝えることが難しいことも少なくありません。
LINEで伝える際は少しでも失礼の無いよう配慮して退職を伝えてください。