レタスが苦い理由と苦味を無くす方法を解説してるよ。
レタスが苦いのはなぜ?
実はレタスって苦味成分が含まれているのが基本設定です。
1、苦いのは栄養
ラクチュコピクリン(lactucopicrins)というポリフェノールの一種。レタスの茎から白い液体が出てきますが、その中に含まれています。
ラクチュコピクリンは柔らかい葉っぱの部分より固い茎の部分に多く存在します。
苦味は収穫する季節に左右される
苦味の元となるラクチュコピクリンが多くなる原因は、レタスの育ち過ぎにあります。
冬場のレタスは気温も低く日照時間も短いので育ちがゆっくり。そのため苦いレタスになる可能性は低いです。
一方で夏場は気温が高く日照時間も長いためレタスが成長しやすく、その結果として苦味成分が増えてします。
補足
ラクチュコピクリンは無害です。むしろ鎮静効果がある事で知られています。
とは言え、相当大量にレタスを食べない限り効果を実感することはありませんが。
2、鮮度の問題
レタスが古く、しなびてくると水分が蒸発して苦味成分の濃度が高くなろため苦いレタスになることもあります。
苦いレタスの種類
紫レタス
紫レタス、正式名『ロロロッサレタス』は苦いことで有名です。
柔らかい葉なのでサラダやあえ物など生食に向いているので調理してたべましょう。
なお、紫キャベツとは別にトレビスという野菜があります。
レタスでもキャベツでもなく、チコリの仲間でイタリアではメジャーな食材ですが、トレビスも苦いです。
家庭菜園のレタスは苦い
「種類」というと正しい言い方ではありませんが、家庭菜園で栽培したレタスは苦いと言われやすいです。
なぜなら必要な栄養素が足りてない・水の量が足りない・害虫が必要な栄養を取ってしまう、などが発生しやすいからです。
これらのトラブルがあるとしっかりした味もついてきません。
また、肥料のあげ過ぎが原因となることもあります。
水の量をコントロールし、害虫からの攻撃から守る、などをまめに行うことがおいしいレタス作りには必要です。加えて、野菜は土からも栄養を得ているので土の作り方を変えてみることから検討するといいです。
苦味の取り方
あく抜き
レタスをちぎって水に半日浸しておいただけで苦味が収まるので生で食べたいのならおすすめ。
加熱
レタスの苦味成分は加熱すると甘みに変わります。
炒めたり茹でたりして食べるのがおすすめ。
なお、茹でて加熱するなら50度のお湯に約10分ほど入れておくぐらいが目安です。
炒める場合、油でコーティングされるため苦味を感じにくくなります。(レタスチャーハンなどが良いですね。)
うちではレタスをしゃぶしゃぶにしています。豚肉と一緒にしゃぶしゃぶして食べるのは美味しいです。
腐っているわけじゃない
レタスの苦味は鮮度が落ちただけで腐ってるわけではありません。(腐ってたらドロドロに溶けてるから見てすぐわかります。)
その点は誤解しないようにしましょ。
レタスといえばたまにナメクジが付いてたりしますが、そんな時の対処法も知っておくと便利だよ。