会社に行きたくないと感じることは誰にでもあります。ですが、会社に行きたくないと感じる気持ちを隠して仕事をし続けることはご自身の身体や心に悪影響を与える可能性があります。
そのため、我慢するだけでなく正直に上司に伝え休むことも選択肢に入れることが必要になります。
そこで本記事では、会社に行きたくないという状況に陥った時にどのように伝えれば良いのか?について解説します。
会社に行きたくない時は正直に言う方が良い
会社に行きたくないと感じることは誰にでもあるかもしれません。しかし、そうなった場合、抱え込んで我慢するよりも正直に言うことが大切なことが多いです。
上司に会社行きたくない旨を正直に伝え、休むことも選択肢に入れることで、ストレスや不調を解消し、より健康的な状態で仕事に取り組むことができます。
我慢しても問題は解決しない
会社に行きたくないと感じたまま我慢し続けても、周囲の変化は起こらないので問題は解決しません。
むしろその状態を続けてしまうと、仮に一時的に休んでも再発するだけであり長期的にはご自身の身体や心に悪影響を与える危険性があります。
助けて、という体からのSOS
身体や精神的に不調を感じることは、自分自身から発せられるSOSのようなものです。問題が深刻になる前に早期に解決する必要があります。
伝え方や注意点
上司に伝える際には、自分の感情を正直に伝えることが大切です。率直な意見は会社にとって問題をあぶりだすキッカケにもなるので上司側としても助かることが多いです。
また、直近の問題として体調不良やストレスなどの健康に影響を与えている旨を伝えると理解してもらいやすいでしょう。
休むことも大事な選択肢
会社に行きたくないと感じる場合、休むことは選択肢の一つです。休むことで身体や心が回復することで、仕事にも役立ちます。むしろ我慢し続けてしまうと心身を壊し、再起するまでに時間がかかってしまいます。
人間関係から会社に行きたくない人は多い
上司や同僚とのトラブルや性格的な相性から人間関係によって会社に行きたくないと感じる人も少なくありません。
例えば厚生労働省「令和3年雇用動向調査結果の概要」の「転職入職者が前職を辞めた理由」によると、前職を辞めた理由として「職場の人間関係が好ましくなかった」という理由が一定の割合を示しています。
人間関係や労働環境が合わなければ辞めたくなるほどの強いストレスがかかるので、その点を加味すれば会社に行きたくないと感じるもの決して不自然なことではないのです。
頑張るだけでは解決しない
調子が悪い時は「頑張って乗り切ろう」と精神論で判断してしまうことも少なくありませんが、頑張るだけでは問題は解決しません。
休むこと、問題を理解すること、問題解決のために動くことなど、トラブルに対する対処も併せて進めてください。
伝えても問題が解決しない時の選択肢
会社に行きたくないという気持ちを正直に伝えても、解決には至らないこともあります。そんな時には、異動申請や転職を検討してください。
仕事に行きたくない理由がわからないままにしない
仕事に行きたくないという気持ちがわからない場合は、その理由を探ることが大切です。ストレスや不調の原因を特定することで、それを解消するための対策を講じることができます。心理カウンセリングやアドバイスを受けることも有効です。
会社に行きたくないことは甘えではない
会社に行きたくないという気持ちは、ストレスや不調の原因によって引き起こされることがあります。それは甘えではなく、本当に辛い状況に陥っていることを意味します。そのような場合は、我慢せずにご自身の気持ちに素直になって休む様にしてください。
仕事に行きたくない時のモチベーションの上げ方
「改めて仕事に対する目標設定をし直す」といった選択肢もありますが、精神的に苦しい時は素直に休むことが一番のモチベーション回復になります。また、周囲に相談できる方がいれば話を聞いてもらいましょう。聞いてもらうだけも心の重荷が軽くなります。
異動申請する
部署異動ができる規模の会社であれば退職の前に異動という選択肢もあります。
異動することで現在の職場とまったく関りが無くなるようであれば異動も視野に入れてみましょう。
ですが、異動制度が無い、異動しても前の職場と関りが続く、という職場環境であれば異動ではなく退職を選択した方が良いです。
退職・転職をする
どうしてもの場合は退職・転職を検討しましょう。
今の環境に耐えられない、環境が変わらない、という時は我慢しても状況は好転しません。退職・転職により物理的に自分の環境を変えてください。
どうしても会社に行きたくない、体が拒否反応を示したときは以下を参考に対策案を検討してみてください。
参考記事:仕事に行きたくないと拒否反応が出たら異動や退職を検討した方が良い
辞めたいけど切りだせない時は退職代行に相談する
- 退職を自分で切り出すのは難しい
- でも、どうしても辞めたい
という方であれば労働組合が運営する退職代行サービスに相談して辞めてしまいましょう。
確実に退職が成立します。
退職代行はお手持ちのスマホから電話やLINE(メールでも可)か相談が可能。希望があれば相談したその日から代行業者が動き出してくれます。
代行業者が動き出した瞬間からあなたは職場に行くことも連絡する必要も無くなるので、早ければ相談した即日から会社に行かなくても良い状態になれます。
具体的には、
- 確実に退職が成立する
- 法律に則って退職処理するので法的なトラブルがない
- 自分で対応する必要が無いので退職にまつわるストレスが無い
等があります。
そのため、あなたが
- 退職を自分で切り出すのは難しい
- でも、どうしても辞めたい
という状況であれば労働組合が運営する退職代行サービスに相談して辞めてしまいましょう。
まとめ
会社に行きたくないと感じることがあったら我慢することなくまずは上司に正直に伝えてください。
そして、休むことも選択肢の一つとして考えることが必要です。
もし、相談した上で相手にされない時は今の会社から離れることを念頭に御自身の身を守ることを優先して動いてください。