「12月末退職するともったいない?」
「本当は辞めたいけど時期をずらした方が良い?」
など、12月末退職に対して判断に困っている方向けに12月末退職のデメリットを解説します。
12月末退職のデメリットは賞与と求人数
12月末は節目のタイミングとして辞める人が多いですが、節目のタイミングというだけで辞めると賞与と求人数に対してデメリットが生まれやすいです。
賞与(ボーナス)
冬のボーナスとして12月に賞与がある企業は多いですが、12月末に退職する意志を予め伝えてしまうと退職する分が加味されてボーナスが減額される可能性があります。
そのため、冬の賞与後に退職時期を設定した方が金銭的な面で得です。
求人数
企業の求人数は1月から3月にかけて増加します。
12月末に退職すると10~12月ごろの求人内容をベースに検討することになりますが、その時期では出てこないような求人が1~3月にかけて出てくる可能性があります。
転職時期を数ヶ月ずらすだけでより好待遇な求人に会える機会が増えるので、12月末退職よりも年明けの転職を検討した方がその後のキャリア・求人条件で恩恵を受けやすいです。
【補足】繁忙期だと退職のタイミングが悪い
繁忙期での退職相談は相手にされにくいことがあります。そのため、12月が繁忙期の業界の場合は1ヶ月時期をずらした方が辞めやすい・辞める際のトラブルが起こりにくいです。
12月31日までにどうしても退職したい場合
- そもそも賞与が無い
- 希望の転職先が既に決まっている
- 今の職場に合わないので早くに辞めたい
など、12月末のデメリットが関係無い、もしくはデメリットがあったとしてもどうしても退職を優先させたい・辞めたい場合は事前に退職処理を進めておきましょう。
12月末の退職はいつ言うのがベスト?
原則は社内規定に沿った退職になりますが、1、2ヶ月前に退職の申し出を済ませるのが一般的な目安となります。
その為、10月、11月を目途に退職する旨を伝えてください。そして、退職日までの間に引き継ぎ・備品の返却・私物の回収・有給消化、等を済ませておきましょう。
なお、退職時は「退職届」を必ず用意してください。(退職願ではなく退職届であることに注意しましょう。)退職届は退職の意思を伝える証拠になるとともに退職後の離職票発行にも必要になります。
辞めさせてくれない時は退職代行に相談する
- 今の職場にいるのが耐えられない
- 年末の退職を自分で切り出すのは難しい
- 次が決まっているので辞めたい
- 退職相談をしたのに辞めさせてくれない
- でも、どうしても辞めたい
などの事情がある方であれば労働組合が運営する退職代行サービスに相談して辞めてしまいましょう。
確実に退職が成立します。
退職代行はお手持ちのスマホから電話やLINE(メールでも可)か相談が可能。希望があれば相談したその日から代行業者が動き出してくれます。
代行業者が動き出した瞬間からあなたは職場に行くことも連絡する必要も無くなるので、早ければ相談した即日から会社に行かなくても良い状態になれます。
具体的には、
- 確実に退職が成立する
- 法律に則って退職処理するので法的なトラブルがない
- 自分で対応する必要が無いので退職にまつわるストレスが無い
等があり、希望者には有給消化や未払いの交渉もしてくれますので退職代行費を支払う以上の利用メリットがあります。
そのため、あなたが
- 退職を自分で切り出すのは難しい
- 今の職場にいるのが耐えられない
- でも、どうしても辞めたい
といった状況であれば労働組合が運営する退職代行サービスに相談して辞めてしまいましょう。
まとめ
12月末は節目のタイミングとして辞める方が多いですが、デメリットが0というわけでもありません。
次が決まっている、今の職場が辛いなどどうしてもの事情があるなら別ですが、そうではない時は年明けに動き出す選択肢も用意しておきましょう。
12月ではなく1月末で辞めよう、という方は以下の記事も併せてご参考になさってください。