電気工事士を辞めたいと感じた時にトラブルを避けて退職する手順、および退職時の注意点について解説します。
調剤薬局事務を辞めたいという人は少なくない
調剤薬局で事務をしています。
調剤薬局で事務をしています。新卒で入社したのですが、理想と現実が全く違いまし… – Yahoo!知恵袋
新卒で入社したのですが、理想と現実が全く違いました。
事務が一包化や軟膏の混合、ピッキングなどしてもいいのでしょうか?
私の努めている薬局では、薬剤師
が全くと言っていいほど薬歴などを打ち込むだけで調剤で動きません。
監査だけしている状態です。
他の店舗では規格違いのお薬を患者様に渡してあとでクレームがきたということも起こっています。
とても心配ですし、一度監査が入ったこともあります。
そんなところで私はあまり働きたくないと思いました。
すぐに辞めるのも悪いかもしれませんが、この薬局で働き続けることが良いものか悪いものか悩んでいます。
調剤薬局を辞めたいです。
事務として勤務しております。店舗には事務の先輩2人、薬剤師2人の私を合わせて5人勤務してます。
分からない事があれば聞いて。と言われたので、入社して2日目に質問すると嫌な顔をして「前にも言ったよね。」と言われました。
2ヶ月たち、覚える努力はしてるのですが、まだ薬の名前も完璧にはわからず、どこに物があるのかも全部は覚えていません。それでも、なんで覚えてないんだ。それでは受付に立てない。今まで何してたんだ。と言われました。そして強制的に受付に立たせられ、なんで覚えてないの?覚えてないと困るって言ったよね?と言われました。
私が1人忙しくしてても手伝ってくれるわけでもなく事務の2人は楽しそうにおしゃべりをしてました。
おしゃべりが終わった頃私を見に来ては、あれをやってない。ここを片付けなさい。優先順位を分かってない。と、畳み掛けるように責めてきます。もう限界です。続けていく自信がありません。こんな私、おかしいでしょうか?
調剤薬局を辞めたいです。 – 事務として勤務しております。店舗には事務の先… – Yahoo!知恵袋
仕事を辞めたいです。
調剤薬局に事務として入社し、2ヶ月目になる22歳です。(正社員)
仕事を辞めたいです。調剤薬局に事務として入社し、2ヶ月目になる22歳で… – Yahoo!知恵袋
入社3ヶ月は試用期間なので、今は試用期間中になります。
薬剤師さんには「ここ結構ブラックだよ」と言われ、(仕事量多、休憩はちゃんと取れない)
ベテランの事務さんは「なんかもう疲れた」と言って3月に辞める予定という状況の中で、何かもう”頑張って早く仕事覚えよう!”という気持ちにもなれません。
【大事】人間関係は退職に影響する
厚生労働省「令和3年雇用動向調査結果の概要」の「転職入職者が前職を辞めた理由」によると、前職を辞めた理由として「職場の人間関係が好ましくなかった」という理由が一定の割合を示しています。
職場の人間関係が影響して気持ちが持たなくなりそうなときは以下の記事もご参考になさってください。
仕事には向き不向きがある
調剤薬局事務だけではありませんが、どうしても仕事には向き不向きがあります。頑張ろうとしても仕事内容や職場の人間関係でどうしても頑張るのが難しいと言う状況になるのはおかしなことではありません。
自分の身の安全を第一に考えた方が良い
いまの職場に居続けるのがどうしても難しいという状態であれば、我慢して働き続けることだけは避けてください。辞めたいのに辞められない状況は強いストレスがかかり、状況が続くとうつ病や適応障害など精神疾患にかかるリスクがあります。
会社は責任をとってくれない
うつや適応障害などの精神疾患にかかると仕事だけではなくその後のご自身の人生やプライベートに影響します。
病気の回復には時間がかかり、勤務が出来なくなるだけでなく、就職活動や社会復帰にも影響します。ですが、ご自身のプライベートを会社が守ってくれることはありません。
そのため、うつや適応障害になる可能性があるなら我慢していまの職場に留まることなく、退職を最優先に動いてください。社会的なダメージを負うリスクを背負ってまで今の会社で我慢する必要はありません。
一番大事なことはご自身の身の安全です。
うつになる前に退職した方が良い理由について詳しくは以下の記事もご参考になさってください。
調剤薬局事務を辞める前に知っておくべきこと
バックレだけは避けた方が良い
バックレや無断欠勤による退職は認められておりません。その為、バックレを行うと「違法行為」となり労働者に対して損害賠償請求や懲戒解雇を与えられる危険があります。
中でも懲戒解雇になると以下の問題が起こります。
- 本来貰えるはずだった退職金の一部または全部不支給
- 転職時にマイナスな印象を与えることになる
また、懲戒解雇になると就職活動時に相手先に伝えなければ経歴詐称になるので必ず伝える必要があります。
つまり、懲戒解雇になるとその事実が必ず転職先にはバレますので就職活動においてご自身の印象が悪くなり不利益しかありません。
その為、辞める際はリスクが大きいバックレではなく、法に則って確実に・安全に辞めましょう。
調剤薬局事務を辞める際の退職理由は一身上の都合で良い
原則として法的には退職理由を用意する必要はありません。そのため、言わなくとも退職はできますし、言う場合は必ずしも本音で退職理由を伝える必要もありません。極論ですが退職理由が嘘であっても問題はありません。
どうしても退職理由を伝える必要がある場合は「一身上の都合」でも構いません。
調剤薬局事務をすぐ辞める際の手順
法に則って辞める
第六百二十七条 当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
民法第627条
民法第627条により退職の自由は労働者の権利として定められています。
仮に会社から引き止められたとしても会社には強制力はないので、退職が出来ないということはありません。
雇用先によっては特殊な雇用契約書を結んでいる・特殊な就業規則になっている(辞める3ヶ月前に申告する必要がある、など)、などの可能性もありますが就業規則よりも法律が優先されますので退職の意思を伝えれば(=退職届を提出する)必ず退職が成立し、2週間で退職が成立します。
- どうしても今の職場に居続けるのが難しい
というご状況であれば法に則って「退職届を提出する」という具体的な退職の意思を示して辞めてしまいましょう。
退職届を受け取ってもらえない場合
事情があり退職届を直接渡すことが出来ない、もしくは相談したのに受け取ってもらえない場合は配達記録付き内容証明郵便で退職届を郵送してください。
会社側に退職届が届けられたことが証明できるため退職の意思を伝えた証拠になります。
また他にも
- 退職の旨を記載したメールを送る
- 録音しながら口頭で伝える
等の手段を用いて退職の意思(解約の申入れ)を伝えるのも有効です。
口頭で伝えることもできますが、中には「言った・言わない」とうやむやにされる可能性もあるため、退職届をはじめとして何かしらの証拠を残して伝えた方が確実です。
なお、会社側が退職拒否をしてきた場合「在職強要」となり違法行為に該当しますので会社の要請を受諾する必要はありません。詳しくは以下の記事もご参考になさってください。
違法性を指摘して辞める
雇用形態問わず、共通して可能な選択肢て押して「違法性」を指摘した退職の手順があります。
会社が違法な対応をしている場合、違法性を指摘して会社から即離れてしまいましょう。
労働条件に相違がある場合
(労働条件の明示)
労働基準法第15条
第十五条 使用者は、労働契約の締結に際し、労働者に対して賃金、労働時間その他の労働条件を明示しなければならない。この場合において、賃金及び労働時間に関する事項その他の厚生労働省令で定める事項については、厚生労働省令で定める方法により明示しなければならない。
② 前項の規定によつて明示された労働条件が事実と相違する場合においては、労働者は、即時に労働契約を解除することができる。
③ 前項の場合、就業のために住居を変更した労働者が、契約解除の日から十四日以内に帰郷する場合においては、使用者は、必要な旅費を負担しなければならない。
労働基準法第15条より、労働条件の相違は即時に契約解除(即日退職)が認められています。
入社時に会社からもらった労働条件通知書と異なる労働条件・仕事内容であればその旨を会社に伝えて即日退職してしまいましょう。
労働条件の相違と退職について詳しくは以下の記事もご参考になさってください。
ハラスメント被害を受けている場合
第五条 使用者は、労働契約に伴い、労働者がその生命、身体等の安全を確保しつつ労働することができるよう、必要な配慮をするものとする。
労働契約法 | e-Gov法令検索
ハラスメントは労働者の心と体の安全に影響がある行為であり、ハラスメントが起こる職場ということは労働契約法5条で定められた使用者である会社側が労働者の生命、身体などの安全を確保しつつ労働することができる環境を用意できていない職場、となります。つまり、労働契約法5条に反している状況(違法な状況)ということです。
加えて、ハラスメントはハラスメント防止法(正式名称:改正労働施策総合推進法)違反にも該当します。
いずれの場合でも法律に反した状況であることに違いは無いので、会社側には「身の安全が保障されないため」と伝えてご自身の退職処理を進めましょう。
ハラスメント被害による退職について詳しくは以下の記事もご参考になさってください。
どうしてもの際は退職代行に相談する
- 退職を自分で切り出すのは難しい
- 退職相談をしたのに辞めさせてくれない
- でも、どうしても辞めたい
という方であれば労働組合が運営する退職代行サービスに相談して辞めてしまいましょう。
確実に退職が成立します。
退職代行はお手持ちのスマホから電話やLINE(メールでも可)か相談が可能。希望があれば相談したその日から代行業者が動き出してくれます。
代行業者が動き出した瞬間からあなたは職場に行くことも連絡する必要も無くなるので、早ければ相談した即日から会社に行かなくても良い状態になれます。
具体的には、
- 確実に退職が成立する
- 法律に則って退職処理するので法的なトラブルがない
- 自分で対応する必要が無いので退職にまつわるストレスが無い
等があり、希望者には有給消化や未払いの交渉もしてくれますので退職代行費を支払う以上の利用メリットがあります。
そのため、あなたが
- 退職を自分で切り出すのは難しい
- 退職相談をしたのに辞めさせてくれない
- でも、どうしても辞めたい
という状況であれば労働組合が運営する退職代行サービスに相談して辞めてしまいましょう。
まとめ
調剤薬局事務は職場環境(人間関係や仕事内容)に大きく影響されやすい仕事のため、現場特有の雰囲気に適応できるかどうか?は個々人による面があります。
どうしても勤務の継続が難しい、と感じた時に無理をしても良いことは何一つありません。
ご自身の心身がボロボロにならないよう、いざという時はご自身の身を守るために「退職」という選択肢も用意しておきましょう。