【第361話】転職できないから死ぬしかない、は極論過ぎるので代替案を出してみた

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「転職できないから死ぬしかない」

気持ちはわからないでもないのですが必ずしも正しい判断の仕方ではありません

気持ちが疲弊し、選択肢が見当たら無い中でどの様に考え・行動すればいいのか?の一例を解説します。

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転職できないから死ぬしかない、が間違っている理由

正論や綺麗ごとを言いたいわけでは無く、「極論過ぎるので原因と対策を場合分けして考えてみると良いよ」というご提案です。

うちやま
うちやま

当時、無職で仕事無くて100円マックも買えず、且つ借金もあった人間ですが今は元気に生きてる人間なので仕事無いときのしんどさはある程度わかるつもり。

「転職できない事実」と「死ぬしかないという感情」は別問題

転職できない=法的に死刑扱いでありません。よって、仕事が無いことで死ぬしかないという選択は不適切です。

言葉の意味合いとしては以下の感じかと思います。

  • 仕事についていることが大前提という考え・価値観がある
  • その考えを持っている自分が転職できない・仕事につけないという事実に直面してメンタルが疲弊している
  • メンタルの疲弊が影響して他の選択肢を考える余裕がない
  • 余裕がない中で唯一すぐに考えることが出来る「死ぬしかない」という感情に陥っている
うちやま
うちやま

精神的にまいっている中で理屈っぽく解説してしまいすいません。汗

ですが「転職できないから死ぬしかない」は極論過ぎて必ずしも適切な考え方ではないので、それが少しでも伝わればと思って書き記してみました。

日本で「死ぬしかない」状況になれるのは1つしかない

そもそも「死ぬしかない」という現象は日本においては死刑宣告されたとき以外に該当しません。

よって、死刑宣告を受けていないなら死ぬしかないという選択肢になることが間違っています。

気持ちが疲弊してネガティブになっているだけ

死ぬしかない、等と考えるぐらいなので相当に精神的に辛い状況かと思います。それは否定しませんし同情もしたいと思います。

ですが、「死ぬしかない」という判断は精神的な疲弊が強くネガティブ寄りになっており、且つ苦しくて判断能力が鈍っている中でも直ぐに思いつく逃げ道・選択肢である「死ぬしかない」という考えに依存しているだけです。

仮にですけど、

  • 仕事には就けないけど資産100億円あります
  • 仕事には就けないけど自分で起業して仕事作れます
  • 仕事には就けないけど自分の代わりに生活を保証してくれる人がいます
  • 仕事には就けないけど自分も周囲の家族も生活の安全が保証されている環境下にいる

みたいな選択肢があったら死ぬしかないという選択肢って消えると思います。

要するに「死ぬしかない」という選択肢以外に今の辛い気持ちを解消できる選択肢があれば死ぬしかない等と考えることは無くなってくるということです。

解決案をお伝えする前に「控えた方が良いこと」として

「転職できない 死ぬしかない」といったフレーズで検索すると『転職しよう』『こちらがおすすめ転職エージェント』などと提案している記事が多いですが、一旦それ無視してください。

何度も転職にチャレンジして「転職できない」という現実が目の前にある人に対して『転職しよう』『こちらがおすすめ転職エージェント』などと言われても

  • だからそれが出来ないから困ってんだろうが!

という話なので。

転職活動を続けて良いし転職エージェントに相談してももちろん良いのですが、必ずしもそれが解決案になるわけでもなく、且つ必ずしもあなたのことを考えてのお話では無いのでたぶん参考になりません。

また、そういうのを見過ぎると逆に焦ってしまい更に気持ちがしんどくなるので目に毒です。

それよりも先にやることがあります。

解決案の立て方

紙に書いて言語化した方が視覚的に理解できるので良いのですが、余裕が無ければ頭の中で考えながらでも構いません。

以下を試してみてください。

仕事が無い時の相談先の存在を理解する

総合労働相談コーナー

全国の労働基準監督署に設置され労働問題について電話や面談による相談が可能。

予約不要で利用でき、仕事の悩みを相談したい人が利用できます。

自立相談支援事業所

働きたくても仕事が無いので働けない、再就職に失敗して雇用保険が切れた、家族の介護があるので仕事ができない、など生活で困窮している人向けの包括的な支援を行います。

一人で悩むことなく、お住まいの都道府県や市町村の相談窓口に問い合わせてください。

ハローワーク

代表的な職業あっせん機関ですので既にご利用されている方も多いかと思いますが載せておきました。

給付金を申請する

失業中の方の支援を目的とした「給付金(社会保険給付金サポート)」という制度があります。

有名な制度に「失業手当」がありますがまったくの別物。

失業保険は通常2ヶ月しか受け取ることが出来ませんが、給付金なら最大28ヶ月に渡って給付してもらえる可能性があります。

以下の条件に該当する方は給付金対象となるので申請してみましょう。

【条件】

  • 社会保険に1年以上加入している
  • 退職日が本日から『14日以上、90日未満』
  • 年齢が20歳~54歳
  • 現時点で次の転職先が決まっていない

一般的には給付金の制度はまだ知られていないことが多いので、少しでも該当しそうと思えたら「自分が該当するのか?」と一度問合せてみてください。それが一番確実です。

すでに退職してしまっている人でも対象になります。

また、遠方の方であれば通話面談での対応も可能ですので退職後の生活費に対する不安を少しでも無くすためにも退職時は必ず申請しておきましょう。

※申請しなければ受け取れない「給付金」という失業サポート制度
あくまで給付であり返済の義務はありません


お金がすべてとは言いませんが、お金が無いより有った方が気持ちも落ち着き一種の精神安定剤としての役割になることも事実です。

まずはご自身の気持ちを落ち着けないことには次に進めません。

当面の生活費を計算できれば一定期間は生活が保障されたことになるので気持ちも落ち着きますので、次に進むためにも対象であればかならず申請しておきましょう。

失業手当も申請する

雇用保険の加入期間が1年以上(会社都合の場合は6カ月)であれば失業保険の受給が可能です。

受け取るには申請が必要なのでハローワークに行って手続きをしてください。

緊急小口資金を申請する(生活福祉資金の特例貸付)

コロナの影響で生活の維持が困難となった場合に少額の費用を借りることが出来ます。

例えばコロナによる解雇などもその対象に入ります。

少額とは言えども最大20万を無利子・保証人不要で借り入れできるなら選択肢に入れるべきです。

生活保護を検討する

申請したい場合はお住まいの自治体の福祉事務所に行き「申請に来た」と伝えましょう。

福祉事務所の窓口で「生活保護申請書」を提出し、相談員もしくは担当のケースワーカーからの聞き取りを経て対象となれば保護費が支給されます。(調査・決定は申請日から14日以内となります。)

生活保護に対して抵抗がある方もいらっしゃるかもしれませんが生活保護の申請は国民の権利ですので、どうしてもの場合はためらわずに申請した方が良いです。

【補足】消費者金融の検討は最終手段

お金を用立てするという意味では消費者金融も選択肢として0とは言えませんが、原則として最終手段とお考えください。

経験上、ドラマのように取り立て屋が来て~、といったことはまずありませんし、落ち着いてから粛々と返済すれば何も問題はありませんが利息分の負担があることは事実なので結構大変です。

基本的には選択肢からは外していただき、あらゆるすべてを対応した後にどうしても必要になった場合にのみ選択肢として用意しておきましょう。

仕事が無くても何も悪くないと理解する

仕事をしていないことに対して罪悪感を感じてしまい自分にプレッシャーをかけ過ぎている方は多いです。

感情論的には理解はできるのですが、仕事をしていないこと自体は何も悪くないです。法律違反でもありません。

仕事が無くて生活に影響が出ていることに不安を感じるのは致し方がありませんが、罪悪感を感じることは辞めてください。

自分の現状を具体的に理解をする

主にお金です。

  • 毎月の支出
  • 現在の貯金
  • その他、出ていく費用

以上を再確認しましょう。

仕事に就けないことで毎月の収入が無くなったことに焦りや不安を感じることは多いもの。

ですが、実は計算してみると収入が途絶えた=すぐにでも死活問題とはならないことが多いのも事実です。

(すぐにでも収入が無いと本当にマズい、という場合は上述した給付金・失業手当・緊急小口資金・生活保護を早々に申請してください。)

今の生活がいつまで続けられるのか?がわかるといつまでに次の職につく必要があるのか?が具体的に見えてきます。言い換えるとそれまでは現状のままでも大丈夫、ということですので一定の余裕が生まれることもあります。

すぐにでも次の仕事に~、と焦る気持ちは理解できますが「すぐにでも」などと抽象的なことは言わず、具体的にいつまでにいくら必要なのか?を現状理解より算出してください。

「なりたい状態」を定義する

宗教セミナーみたいな話ではないのでご安心ください。

「なりたい自分」というのはただ転職したいだけではなく、

  • 正社員が絶対?
  • 派遣・契約社員もアリ?
  • バイトやパートもアリ?
  • 勤務先の業界に縛り・こだわりはある?
  • 希望年収は?
  • やりたいこと・やりたくないことは?

などを明確にするということです。

焦るととりあえず転職活動を乱発して必要以上に失敗するだけですので、いま一度ご自身のなりたい自分像を明確にして、それに即した仕事にピンポイントでアプローチしてください。

なお、それでもどうしても仕事が見つからない時はそうした自分の希望にこだわるよりもまずは職を得ることに割り切って活動しましょう。死にたいと思うぐらいならこだわりをしてて活動した方が余程建設的です。

極端な話ですが

  • 年齢不問 未経験可 求人

などで検索すると実は該当する求人は割と出てきます。

それこそ仕事にこだわりが無いならばアプローチ先は実は多用に存在するのです。

転職できない理由として年齢制限やキャリアなども大きいですが、それ以上に「ご自身のこだわり」が影響して選択先を狭めてしまっていることも往々にしてあります。

こだわりは実際に転職して生活に一定の目途がつき、落ち着いてから再検討した方が良いでしょう。

自宅で月15万円の収入だってできる

正社員・大企業など仕事にこだわりを無くせるなら今や自宅で仕事ができる時代です。

例えばスマホさえあれば仕事ができるコールシェアであれば

  • 未経験者でもOK(研修サポート付き)
  • 時給は1200円~、の高収入
  • 急なシフト変更も可能
  • 1日5時間、月14日勤務で15万円以上の収入

等が実現できます。

そのため、

  • まずは当面の生活を安定させたい
  • 生活を落ちけて転職活動もしたい

などがということであればぜひ一度無料会員登録をして仕事を始めてみてください。

未経験でも研修を受けて仕事をはじめることが出来ます
スマホさえあれば誰でもお仕事が可能です



次の行動は落ち着いてからが良い

転職活動は確かに大事ですが、それを繰り返して結果が出ていないのが現状であれば一旦転職活動を押さえてください。

その上で落ち着きを取り戻すために生活費工面として上述した給付金・失業手当・緊急小口資金・生活保護を利用していきましょう。

当面の生活費が計算できれば一旦気持ちを落ち着けることが出来ます。

転職活動はパワーがいる活動です。気持ちを落ち着けてから仕切り直して全力で活動した方が良いので、まずは一旦ご自身の生活環境を落ち着かせた方が良いでしょう。

まとめ

繰り返しますが「転職できないから死ぬしかない」というのは正しくはありません。

お気持ちは理解できますし辛いご状況かと思いますが仕事が無い=死ぬは辞めた方が良いです。

ここでお伝えした内容が必ずしも完全な答えとは思いませんが今後の生活を切り開く上での選択肢の1つにはなれるとは思っていますので、試し見ていただければと思います。

この機体の開発者
スミ入れがんばる
うちやま(内山智明)

新卒で入社したブラック企業で月の残業168時間、気合努力根性の精神論だけで詰められ、簡単に辞めさせてくれない毎日を過ごして退職するまでに苦労した経験がある。現在は株式会社BuildingBlockの代表となり、自身の経験を元に、会社を辞めたいのに辞められない・辞めると言い出しにくい人向けに退職や辞め方に関する情報発信を行う

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