仕事で嫌なことばかりなら、我慢して職場に居続けるのではなく辞める選択肢も必要な理由について解説します。
仕事で嫌なことばかり、働くのが嫌になる
- 職場の人間関係
- 上司と上手くいかない
- 責任を押し付けられる
- 毎日ハラスメントがひどい
- 怒られるのでミスすることが怖い
など、仕事で嫌なことばかり続くと働くのが嫌になります。
仮に仕事内容自体は好きだとしても仕事で嫌なことが続くと好きだったはずの仕事でさえも「その職場で仕事をすることが嫌になる」ということがあります。
嫌な仕事を我慢して嫌な思いをし続ける必要は無い
嫌な仕事を我慢し続ける必要はありません、客観的に言うなら仕事は幾らでもあります。
外の世界を知らないと「仕事は今の会社しかない」「会社に見放されたら仕事が無くなるので嫌でもしがみつくしかない」などと誤って考えてしまいがちですが、そんなことはありません。
こちらの記事でも書いたように、ザっと調べただけでも86万件以上の求人が存在しています。
人口構造的に少子高齢化が進み「人手不足」が蔓延しているのが現在の日本社会ですので、仕事がないということはありえません。
嫌な仕事を行っているなら無理せず辞めて次の仕事探しをした方がご自身の人生にとって前向きな選択になります。
仕事で嫌な事ばかり、と溜め込んでいる人は多い
仕事って嫌なことばかりですよね。
仕事って嫌なことばかりですよね。いやな目にあって、そのままの気… – Yahoo!知恵袋
いやな目にあって、そのままの気持で家に帰っては夫に申し訳ないです。
「仕事 嫌なことばかり」で調べるとすぐに沢山のご意見が出てきます。
それぐらい今の仕事に対してうっぷんを溜め込んでいる人は多いです。
僕も今でこそ独立していますが、サラリーマン時代は嫌な事ばかりでしたから凄くわかります、、、
上司が嫌いで仕事を辞めたい人は多い
今年入社したばかりですが、上司が嫌すぎて仕事を辞めたいです。
今年入社したばかりですが、上司が嫌すぎて仕事を辞めたいです。 -… – Yahoo!知恵袋
でも、仕事を辞めると親にも迷惑をかけることになるのでどうすればいいでしょうか。
その上司とやりとりしている時や、考えるだけで涙が出て出てきます。おかしくなりそうです。
同じように「上司 嫌い 辞めたい」などで検索するとたくさんの意見がすぐに出てきます。
こちらの記事でも書きましたが、上司が原因で辞める・職場に不満を抱える、という方は相当数います。
「上司との関係で辞めたいと思うのは甘えなのか、、、」などと思い込んでしまう人もいますがそんなことはありません。嫌なものは嫌ですし、辞めたいと思うことは至って自然なことです。
辞めたいと思いながら働くのは問題しかない
辞めたいと思いながら働くのは損失しかありません。
- メンタルが疲弊することで鬱や適応障害になる
- 自分の人生という時間が無駄に消費される
- 時給換算すると実はバイトしてた方が割が良い
- 同じ環境に居続けることで外部への適応能力が下がる
など、数え上げていくとキリがないのでこの辺にしますがデメリットしかないです。
だからこそ
- 仕事・職場が会わないから退職する
- 上司や人間関係が会わないから退職する
これって当たり前なんです。
日本の文化的に退職=ネガティブに捉えられやすいので「嫌なことから逃げてばかりじゃ成長できない」みたいな風潮がありますが、それは根拠の無いただの精神論でしかないので間違ってます。
今の環境が嫌ならさっさと辞めてしまい、自分が全力を尽くせると思える環境に切り替えて時間と労力を費やした方が成長できるんです。
嫌な仕事なら辞める、はOK!退職は労働者側の権利でしかない
第六百二十七条 当事者が雇用の期間を定めなかったときは、各当事者は、いつでも解約の申入れをすることができる。この場合において、雇用は、解約の申入れの日から二週間を経過することによって終了する。
民法第627条
労働者の退職に関する法律は民法第627条で定められており、会社には労働者の退職を拒否する強制力はありません。
その為、「嫌な仕事なら辞める」ということは何ら問題ではありません。法で認められた労働者の権利ですから。
職業選択の自由が定められている
「何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する。」
日本国憲法(昭和21年憲法)第22条第1項|厚生労働省
小中学校の社会(?)で習ったと記憶してますが、日本国憲法より「職業選択の自由」が定められています。
つまり、1社に留まらずにいろんな会社に転職して自分が求める仕事をして良いということです。
退職の自由に加えて職業選択の自由も法律という背景を元に定められている以上、嫌な職場であれば我慢して居続ける必要はありません。嫌なら辞めて良いんです、法で定められている限り何も間違っていません。
職業の選択肢/転職の選択肢を増やしたい方へ
退職の際、退職と同時に次の仕事が決まっていればさほど不安は無いのですが、そう簡単には次が決まらないことも多いと思います。
そこで、退職後にスムーズに転職活動ができるよう転職エージェントに登録だけはしておきましょう。
特に20代の方が転職するなら「第二新卒」として見られるため、第二新卒に特化した「キャリアスタート」などを中心にいくつか登録しておくとご自身に合った転職先を探しやすいです。
【第二新卒に強い転職エージェント】
【補足】嫌な仕事を楽しむ方法なんて無いよ。泣
なお、嫌な仕事をどう楽しむか?○○をすれば楽しくなるよ!気持ちが変わるよ!みたいなことを言われたりもしますがそんなもんありません。
机上の空論、もしくは本当に苦しい思いをした経験が無い人の戯言です。
嫌な仕事はほんとに「嫌」なんです。楽しむのではなく「仕事を変える」事でもしない限りは解決できません。無理に自分を騙すようなことはせず、嫌なら嫌、嫌なら辞める、と素直に考えた方が良いです。
どうしてもの時は退職代行を利用しよう
退職は法で定められた労働者の権利、ご自身から退職を切り出して辞めてしまえば良いですが、職場環境的に
- 自分から退職を切り出すのが難しい
- 切り出したら怒られる・身の安全が心配
といったシビアな環境にいる方は労働組合が運営する退職代行サービスに相談して辞めてしまいましょう。
なぜなら、あなたは会社へ行くことも電話することもなくお手持ちのスマホから代行サービスに電話やLINE(メールでも可)で連絡するだけで退職することができるからです。
具体的には退職代行に頼むことで、
- 確実に辞めることができる
- 自分から退職を切り出す必要が無い
- あなたが会社に行くこと・連絡する必要は無い
- 退職に伴う細かな業務を一切丸投げできる
など、あなたが代行サービスに支払う代金以上の利用メリットがあります。
なので、あなたが
- 自分から退職を切り出すのが難しい
- でも、どうしても辞めたい
等の場合は迷わず退職代行を使うことをおすすめします。
我慢は美徳ではありません、本当に辛い「どうしても」のときは第三者の協力も選択肢に入れてくださいね。
嫌な職場は存在する、嫌な思いをして働くぐらいなら我慢するより辞める選択肢も持とう
現実問題として「嫌な職場」はどうしても存在します。
完ぺきに防ぐことはできませんが、我慢して居続ける義理も義務もありません。
本当に「どうしても」の場合は無理することなく辞める・転職するという選択肢も持っていただき、ご自身に無理を強い過ぎることのないようにしてください。
どうしても職場が辛いと感じる時は仕事を辞めるサイン。会社の辞め時について詳しくは以下の記事もご参考になさってください。