女性の退職理由に嘘が多い理由について解説します。
女性の退職理由で嘘が多いのは賢さの表れ
退職理由で嘘をつく女性は少なくありませんが、これは円滑に辞めようとする為の賢さの表れや防衛本能に基く理性的な判断と言えます。
本音を伝えてトラブルになり円満退社ができなくならないよう意図的に嘘をついているわけです。
確実に退職できる理由を用意するために嘘をつく
会社側にとって社員が辞めることは「戦力ダウン」「引き継ぎの工数が生まれる」「再募集の工数・費用が発生する」「上司の評価に影響する」など、様々な負の側面があります。そのため、簡単に辞めさせたくないのが本音です。
以上のことから辞めたいと思う労働者側と辞めさせたくないと思う会社側の見解の相違が生じるのでスムーズに辞めるのは難しいことが多いです。
そこで、退職処理のやり取りでトラブルにならないよう嘘をついて辞めざるを得ない旨を会社に伝えます。
当たり障りのない退職理由よりも強い理由を求める
退職理由は当たり障りのない理由を伝えると会社側も引き留めてきます。そのため、理由を用意する際は会社側では関与できない「どうしようもない理由」を用意しましょう。
家庭の事情(結婚・出産など)の 嘘は会社が関与できない
特に女性の場合は結婚や出産などライフスタイルの変化を理由にすると会社側も引き留めが難しくなり、退職理由としては重宝します。
なお、絶対に辞めたい!引き止められたくない!という時は以下の記事で最強の退職理由をまとめていますのでご参考になさってください。
参考記事:退職理由で最強なおすすめの内容はドクターストップか法的な訴求
本当の退職理由は別にある(厚生労働省の調査より)
第2回21世紀成年者縦断調査(国民の生活に関する継続調査)結果の概況|厚生労働省によると、
- 自分の希望する仕事ではなかったから
- 能力・実績が正当に評価されなかったから
- 給与・報酬が少なかったから
- 労働時間が長かった・休暇が少なかったから
- 人間関係がうまくいかなかったから
- 会社の経営方針に不満を感じたから
- 結婚したから
- 出産・育児のため
- 健康がすぐれなかったから
などが理由として挙げられており、女性特有の問題や仕事や評価に対する不満が挙げられているのがわかります。
円満退社に繋がるので嘘の退職理由はおすすめ
なお、本当の退職理由はそのまま伝えてしまうと辞めにくいトラブルに繋がる可能性があります。特に人間関係や経営方針などのデリケートな問題をストレートに伝えるとトラブルに発展しやすいので、スムーズに辞めるなら必要に応じて嘘をつくことも必要と言えるでしょう。
伝え方にだけは注意しよう
退職を伝える際は出来る限り会社側への不平不満は避けた方が好ましいです。本当は不平不満があったとしても直接伝えてしまうと心証が悪くなりますし、「不満を解消するから会社に残って欲しい」と引き留める口実を相手に与えてしまい、結果として辞めにくくなることもあります。
そのため、「自分の次の目標のために辞める」というスタンスで退職を伝えてください。
引き留めには応じないこと
また、退職時は引き留めが入りやすいものですが、本気で退職を心に決めているなら決して引き留めには応じないこと。
仮に引き留め条件として待遇の改善が約束されていたとしても実行されるかどうかは保障されませんし、無かったことにされることもあります。
また、仮に残ったとしての周囲からは「辞めたがっている人」として見られるので勤務していても心が休まることがありません。
「退職する」と決めたら引き留めに応じることなく、そのまま辞めるのがお互いにとって良いです。
まとめ
会社を辞めてもその後どこかで元居た会社の方と会う機会もあるので、辞める際はできる限り円滑に辞めるべき。
その為に必要に応じて嘘をつくなら必ずしも悪いことではありません。
素直に伝えても問題無い状況なら無理に嘘をつく必要はありませんが、そうでなければ円満退社のために嘘をつくという選択肢も用意しておきましょう。
女性の退職理由について詳しくは以下の記事もご参考になさってください。