吐き気がするなら会社は休むべき。でも、上司に連絡をすることが不安だと感じる方も多いはず。
そんな方のために、当日吐き気がして休みたい時に上司に休む理由を説明する方法や、休暇申請のアイデアをご紹介します。
健康管理と仕事の両立をするために、本記事をご参考になさってください。
吐き気がするなら会社は休むべきな理由
吐き気やめまい等がした場合、健康上の問題を抱えている以上は会社を休むべきです。
めまいや吐き気は会社を休む理由になる
めまいや吐き気は健康上のトラブルに該当します。
第五条 使用者は、労働契約に伴い、労働者がその生命、身体等の安全を確保しつつ労働することができるよう、必要な配慮をするものとする。
労働契約法 | e-Gov法令検索
労働契約法第五条より会社は労働者の身の安全を確保することが義務付けられているので、法的な観点からも会社としても労働者を休ませる必要があります。
無理をしても社内で二次感染になる
仮に無理をして出社しても吐き気やめまいを感じている場合、社内で二次感染の原因になる可能性もあります。
自身だけでなく他の人にも影響を与えることになりますので、その点を踏まえても会社は休むべきです。
体調が悪いと業務効率が悪く仕事にならない
加えて、吐き気や体調不良があると仕事に集中できなくなります。結果、業務効率が悪化して上司や同僚に迷惑をかけることになります。
長引くほどマイナスなだけ
吐き気や体調不良は長引くほどの悪影響が続きます。よって、割り切って休んで早期に体調の回復に努めるべきです。
吐き気がして当日休むときの伝え方
上司に伝える
理由の如何を問わず、上司に吐き気が原因で休むことを伝えましょう。
勤務時間前に伝える
伝える際は勤務時間外、始業開始前の時間に電話もしくはメールで伝えてください。
吐き気で仕事を休む際の伝え方の例文
例えばこのように素直に伝えてください。
引き継ぎ対応がある場合は共有する
休む間の引き継ぎ先や対応については、上司に状況を説明・共有してください。
これにより、あなたが休んでいる間も仕事がスムーズに運べるようになり、会社側としても困ることが少なくなります。
仕事を体調不良で休み過ぎているときは注意
仮に体調不良を理由に仕事を休み過ぎている場合は注意。
体の問題というよりも精神的な問題を抱えており、仕事に行きたくないという拒否反応が出ていることから頻繁に休みになっている可能性があります。
精神的な理由で仕事を休みたい人は少なくない
職場に対して精神的な問題を抱え、仕事を休みたいと感じる人は少なくありません。
【大事】労働環境は退職に影響する
厚生労働省「令和3年雇用動向調査結果の概要」の「転職入職者が前職を辞めた理由」によると、前職を辞めた理由として「職場の人間関係が好ましくなかった」「仕事の内容に興味を持てなかった」「労働時間・休日等の労働条件が悪かった」という理由が一定の割合を示しています。
つまり、人間関係や労働環境が合わなければ強いストレスがかかるので、その影響で辞めたくなることも十分にあり得る、ということです。
【注意】職場環境が合っていないなら退職も選択肢に
職場環境が合っていない状況なら我慢や休みではなく退職も選択肢に入れた方が良いです。
我慢しても環境は変わらない
今の職場に対して精神的な問題がある場合、いくら我慢しても環境が簡単には変わりません。よって、環境に耐え切れず、遠くない未来に辞めてしまう可能性があります。
仮にいまの状況が続くとうつ病や適応障害など精神疾患にかかるリスクがあります。
うつや適応障害などの精神疾患にかかると仕事だけではなくその後のご自身の人生やプライベートに影響します。
そのため、精神的な問題を抱えている状況であれば我慢していまの職場に留まることなく、退職を最優先に動いてください。
基本は社内規定に従って辞める
社内規定を元に退職の申し出をしてください。辞める2ヶ月前に伝える、3ヶ月前に伝える、など会社特有の規定があるかと思いますので、原則は社内規定に従って退職手続きを進めましょう。
なお、退職時は「退職願」ではなく『退職届』を会社側に渡してください。
辞めにくい時は退職代行に相談する
- 退職を自分で切り出すのは難しい
- 退職相談をしたのに辞めさせてくれない
- でも、どうしても辞めたい
という方であれば労働組合が運営する退職代行サービスに相談して辞めてしまいましょう。
確実に退職が成立します。
退職代行はお手持ちのスマホから電話やLINE(メールでも可)か相談が可能。希望があれば相談したその日から代行業者が動き出してくれます。
代行業者が動き出した瞬間からあなたは職場に行くことも連絡する必要も無くなるので、早ければ相談した即日から会社に行かなくても良い状態になれます。
具体的には、
- 確実に退職が成立する
- 法律に則って退職処理するので法的なトラブルがない
- 自分で対応する必要が無いので退職にまつわるストレスが無い
等があり、希望者には有給消化や未払いの交渉もしてくれますので退職代行費を支払う以上の利用メリットがあります。
他にも、退職後のアフターフォローとして
- 退職後の会社からの電話対応
- 退職後の会社からの書類対応
などもしてくれます。
そのため、あなたが
- 退職を自分で切り出すのは難しい
- 退職相談をしたのに辞めさせてくれない
- でも、どうしても辞めたい
という状況であれば労働組合が運営する退職代行サービスに相談して辞めてしまいましょう。
【Q&A】当日休む際に気になること
- Q有給申請は必要?
- A
会社を当日休む際に有給申請が必要か?会社の人事規定や休暇申請の方法によって異なります。会社の規定を確認し必要なら取得してください。
- Q診断書は必要?
- A
会社の人事規定や休暇申請の方法によって異なりますが、法的には必須事項ではありません。休む期間が長期化しそうな場合は診断書があった方が背いつ名しやすいですが、当日休むぐらいであれば基本的には気にする必要はありません。
- Q会社には体調不良支援制度はある?
- A
企業によって異なりますが、多くの企業が体調不良支援制度を提供しています。例えば、傷病手当金を代表に、会社ごとの独自の制度を用意していることもあります。
まとめ
吐き気がするなら我慢せずに会社を休んでください。具体的な症状を正直に上司へ、また、必要に応じて休暇申請や引き継ぎの詳細も共有しておきましょう。
ただし、途中でもお伝えしたように休む原因が職場環境や職場に対する精神的な問題であれば休んでも解決しないので、そのような場合は退職も選択肢に入れておきましょう。
本日、吐き気がするため、会社を休みたく思います。その間の引き継ぎは、◯◯さんにお願いします。