退職したら親にバレる理由と条件、及びバレにくくする方法について解説します。
退職したら親にバレるのは実家暮らしの場合
実家暮らしの場合、仕事を辞めたらほぼ確実に親にバレます。
退職を伝えるまではバレませんが、退職後に自宅に届く書類などからバレます。
仮に退職代行を使ったとしても退職代行を使ったことはバレませんが、書類を元にあなたが退職したという事実はバレます。
また、バックレたとしてもバレます。
入社時に緊急連絡先として親を登録することがほぼですので、バックレた際は親に連絡が届くためにバレてしまいます。
仕事を辞めるのがバレることを防ぎたい場合
親元を離れている場合
一人暮らしや親と離れて暮らしをしていれば場合は原則としてバレません。
ただし、バックレて連絡がつかなくなった時には緊急連絡先や身元保証人として電話番号を設定しているであろう親(実家)に連絡されることがあります。よって、バックレだけは避けてください。
詳しくは以下の記事もあわせてご参考になさってください。
実家暮らしの場合
実家暮らしの場合、バックレによって親に連絡がいかないようにバックレずに辞めるのが大前提。その上で、転送設定と社会保険の任意継続をしてください。
転送設定
自分宛ての郵送物(離職票、国民健康保険の請求書などの退職後の書類)に対して希望住所へ転送設定をします。例えば友達の家や彼氏・彼女の家、等です。これで実家に退職の資料が届くのを防ぐことが出来ます。
なお、転送設定は申請してから設定が完了するまで2週間ほどかかるので辞める2週間以上前から郵便局で転送設定の申請を進めておきましょう。
社会保険の任意継続
保険には社会保険と国民健康保険とあり、原則として法人(会社)は労働者へ社会保険に加入させることを義務付けられており、会社が保険料を支払ってくれています。
退職すると社会保険から外れて国民健康保険に切り替わるのですが、国民健康保険に切り替わると世帯主(=親)に対して「保険料を支払うように」という通知が届く仕組みになっています。この通知でかならずバレます。
そのため、社会保険の任意継続にして支払は自分で行うようにすれば親にバレることが防げます。
なお、社会保険の任意継続は退職時に会社の総務の方に対して社会保険の任意継続をする旨を伝えてください。
例外的に実家にいながら退職後の書類が届いた際に親にバレずにご自身で回収する。(且つ会社から実家に連絡が届かないことを祈る。)という方法もありますが、運に左右されるのでおすすめはしません。
【注意】確実とは言い切れません
お伝えしたいずれの方法とも事務的な側面からの親に連絡が届く手段を断つことは出来ます。ですが、「上司から親宛てに御礼の電話が届く」「御礼以外の何かの理由で連絡が届く」という可能性もあり、それらだけはコントロールのしようがありません。
そのため、どれだけ対策しても必ずしも確実にバレないとは断言できないということも予めご理解ください。
どこかで腹を括って「親に言う」という際は以下の記事もあわせてご参考になさってください。
一人暮らしの退職はバレないが辞めた後の生活に注意
退職後に心配すべきは生活の保障です。もっと具体的には生活費問題です。
詳しくは以下の記事でも解説しましたが、
人間、生きている限り何かしらのお金が発生します。
ご自身の生活の安全が確保できるだけの資金をどれぐらい有しているのか?は予め理解しておく必要があります。
次の仕事が決まっている場合は問題無し
次の仕事が決まっている場合、お金の心配を気にする必要はありません。
すぐの転職であっても一ヶ月ほどご自身に入ってくる給与サイクルが止まるので一ヶ月分の貯金・金銭的な我慢となります。
貯金の確認
以下の記事でも解説していますが、
転職をすることを前提に考えると、次の仕事が決まるまでの平均値から退職後2~4ヶ月は耐えきれる貯金額を用意しておきましょう。
賃貸契約について
会社の退職と同時期に引っ越しをしてあたららしい賃貸契約を結ぶ場合、退職後の無職の状態では審査のハードルが上がります。
そのため、もし引っ越しの予定があるなら現在の会社に勤務している間に審査や契約を進めておきましょう。
失業手当
雇用保険の加入期間が1年以上(会社都合の場合は6カ月)であれば失業保険の受給が可能です。
受け取るには申請が必要なのでハローワークに行って手続きをしてください。
なお、自己都合退職の場合は申請から3ヶ月後の支給となり即時ではないので、少しでも早く受給できるように退職後早々に申請しておきましょう。
給付金の申請
退職後の資金不安を解消してくれるのが国が定めた「給付金」という制度です。
失業手当という制度は有名ですがそれとは別であり、且つ失業手当とも並行して給付してもらうことが出来ます。
- 手持ちの資金に不安がある
- 失業手当が出るのは早くても3ヶ月後になってしまう
など、直近の生活費に悩んでしまう方であっても給付金制度を申請すれば早期にご自身に失業者向けの給付金を振り込んでもらうことが出来ます。
しかも、申請後約1、2週間以内に振り込まれるという迅速な対応。また、最大で28ヶ月間も振り込まれれるので当面の生活費で不安を覚えずに済みます。
なお、給付金は失業保険とは異なり給付金には給付対象である必要があります。
【条件】
- 社会保険に1年以上加入している
- 退職日まで2週間以上ある
- 次の転職先が決まっていない
- 20歳以上
条件を満たしている方であれば申請しないだけ損です。
退職後の給付金は自分で申請しなければ受け取ることが出来ない制度ですので、退職後の当面のお金(生活費)に対して心配な方は忘れずに申請しておきましょう。
まとめ
退職したことが完ぺきに親にバレないという方法は存在しません。どうしても一定の懸念事項は残ってしまいます。
ただし、親バレしたく無い気持ちも非常に理解できます。
ギリギリまでバレないようにしたい、という方はぜひ本記事の方法を参考に対処を進めてみてください。